インプラント・矯正治療を始める前に知っておきたいこと ◆第二回◆

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 1ピースと2ピースインプラントの違いについて 〜河合 毅師〜
 − それぞれの長所を生かせる選択を −
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前号で各補綴方法の説明、インプラントの利点、欠点についてお話させていただきました。今回はインプラントを大別して1ピースタイプと2ピースタイプの相違点、それぞれの利点、欠点について説明します。インプラントは顎骨に純チタン製の人工歯根を埋入し上部に人工歯を被せる治療方法ですが、この人工歯を被せる部分をアバットメントといい、顎骨に埋まっている部分をフィクスチャーといいます。

[1] 1ピースインプラント
アバットメントとフィクスチャーが一体化されている利点は、
①経年で接合部が緩む等のトラブルがない。
②手術が1回で済むため体への負担も軽く、治療回数も少なく治療期間も短く(約2カ月)で済む。
③手術当日からの仮歯装着が可能。

また一体化は欠点も生じます。
①埋入方向を誤るとアバットメントで角度が微調整できず、人工歯が被せられなくなる。
②人工歯はセメント固定のため、セメント残留によりインプラント周囲炎を並起させるリスクが生じる。
③術後に強い外力がかかりやすく、インプラント定着に時間を要することがある。
④1ピース型の手術には熟練を要す。
…などの特徴があります。

[2] 2ピースインプラント
アバットメントとフィクスチャーが分離している利点は、①埋入方向に若干の傾きがあっても、角度付きアバットメントで補正することが可能。②被せものをネジで固定することもできるため、メンテナンス時に全て外して細かく清掃することも可能。③術後の外力もほとんどかかる心配がないため、安定的なインプラントの定着を期待できる。

欠点は、
①手術が原則2回必要(ヒーリングアバットメントというキャップ装着の場合は1回で済むこともあります)なので、治療期間が長く(約4カ月〜半年)なる。
②接続部はネジで固定されているため、経時的に緩むことがあり注意が必要。ネジが折れてしまいインプラントが使えなくなることもある。

以上ですが、メーカー各社に違いがあり特徴も様々なので、まずは、かかりつけのインプラント専門医に話を聞いてみることをおすすめします。

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 部分矯正の適応症 〜藤田 博紀〜
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矯正器具を全ての歯に装着して矯正する方法を「全部矯正」と呼ぶのに対し、三分の一から三分の二程度の本数の歯に装置をつけて行う矯正を「部分矯正」と呼んでいます。部分矯正は全部矯正より装置がつく歯が少ない分、違和感がなく、安価で済むというメリットはありますが、適応症は限られます。

部分矯正は前歯数本に装置をつけて行いますので、極度の出っ歯、叢生(そうせい)等で左右の小臼歯を抜歯して行うような場合には、奥歯まで装置をつけて前歯を引っ張るための固定源とする必要があり、部分矯正は不向きです。部分矯正で上顎のみの矯正を行う場合には、対合している下顎の歯並びが悪いと、部分矯正で上顎の歯並びを整えても、矯正後に後戻りしやすい噛み合わせになってしまう場合もあります。また、部分矯正の場合、装置が付いている歯と付いていない歯の間にスペースや段差が生じてしまった場合にはコントロールが効きませんので、気になる場合には、装置を途中から追加する場合もあります。

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 執筆者紹介
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●河合 毅師(かわい たけし):アトラスタワー歯科 インプラントセンター長 / 印西総合病院総合歯科センター インプラント科 科長 / 東京大学医学部付属病院 顎口腔外科 臨床登録医 / 厚生労働相認定歯科医師臨床研修指導医 / 2003 東京医科大卒 歯学博士(口腔外科専攻)/ 2009 中目黒インプラントセンター長(アトラスタワー歯科内)

●藤田 博紀(ふじた ひろき):アトラスタワー歯科 院長 / 厚生労働者認定歯科医師臨床研修指導 / 1987 広島大学歯学部卒 / 1993 フジタ歯科開業 / 2009 アトラスタワー歯科開業

◼山手会 アトラスタワー歯科http://8wa.jp/
▷診察 朝10時半〜昼1時、昼3時〜夜7時半(月・日・祝は休診)
▷住所 東京都目黒区上目黒1-26-1 中目黒トラストタワー 2階・3階
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▷電話 03-5721-4188

 

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