implant
インプラント

インプラントとは

インプラントとは歯を失った人のための治療の1つです。インプラント体を手術により顎骨に埋め込み、インプラント体表面と骨の結合(オッセオインテグレーション)を期待し6週間から6ヶ月間の治癒期間を待ち、その上に人工歯冠・上部構造をスクリュー・セメント、磁石などで装着する一連の治療を、インプラント治療と呼びます。 ブリッジや有床義歯と比較して天然歯の状態により近い機能・形態の回復が得られる可能性があり、また周囲の歯を削ったりそれらに負担をかけたりしない特徴があります。 インプラント体の材料は、現在ではチタンが多く使われ、その表面にコーティング(各種が存在する)が施されます。

インプラントと他の治療法との比較

大切な自分の歯が無くなってしまったらどうしますか?

1.放置したら?

放置したら?

メリット

  • なし

デメリット

  • 抜けた歯の周辺の歯が動いてしまう
  • 対合する歯が浮いて弱くなる
  • 咬む機能が低下する
  • 発音障害が起きる
  • 見た目が悪い

2.ブリッジは?

ブリッジは?

メリット

  • 補機物(被せる人工の歯)を選べば審美性は良好
  • 自分の歯と比べ、食感や味覚はあまり差がない

デメリット

  • 削る必要のない健康な歯を削ってしまう
  • 支えている健康な歯の負担が増える
  • 歯が抜けた部分の顎骨が次第にやせていく
  • 骨がやせると歯並びに影響が出ることがある

3.入れ歯は?

入れ歯は?

メリット

  • 比較的簡単に治療が受けられる
  • 取り外しができるため、自分では歯磨きが困難な方には衛生的

デメリット

  • 固いものや粘りのある食べ物に苦労する
  • 異物感、違和感、痛みを感じることもある
  • 味覚が変わる
  • 臭いや汚れがつきやすく、手入れが大変
  • 留め金などによって、見た目が悪い

4.インプラントは?

インプラントは?

メリット

  • 自然な歯並びになり、口元が美しくなる
  • 食べ物を選ぶことなく、おいしく食べることができる
  • 自分の歯に近い感覚で、噛むことができる
  • 噛む機能が回復でき元気になる
  • 健康な歯を削ることなく、治療することができる

デメリット

  • 歯を抜く場合と同程度の手術が必要
  • 体質や疾病(重度の糖尿病など)によっては治療できない場合がある
  • インプラントは顎骨に埋めるため、細菌感染には十分な注意が必要
  • 正しい清掃習慣と定期検診を怠ると、インプラント周囲炎にかかりやすくなる

インプラント治療の流れ

STEP
1

無料相談

無料相談

インプラントの術式、期間、費用等のご説明を経験豊富なインプラント認定医・専門医が担当致します。

STEP
2

検査

検査

パントモX線・CT撮影を行い、顎骨の状態を診断し、シュミレーションソフトを用いて解析

STEP
3

カウンセリング

カウンセリング

検査結果・手術方法の詳細を説明

STEP
4

手術

手術

術後1.5~2.5ヶ月

STEP
5

被せ物装着

被せ物装着

被せ物を装着します。

STEP
6

定期検診

定期検診

中目黒のアトラスタワーデンタルクリニックでは、3~6ヶ月に一度(※)の定期検診を行っています。
定期検診では、以下のような点をチェックします。

  • ・インプラントに汚れが付着していないか→インプラント周囲炎の予防
  • ・ブラッシングが的確に行えているか
  • ・咬合が上手くいっているかどうか
  • ・歯肉炎や歯周病が進行していないか

被せ物の比較

※価格は税込表記です。

名称 ファインセラミック冠< オールセラミッククラウン
(色調調整有り)
ジルコニア冠(色調調整無し) FCK(金属冠)
色調 ★★★★★ ★★★★★ ★★★★
強度 ★★★★ ★★★★ ★★★★ ★★★★
素材 ジルコニア
ポーセレン
ジルコニア
ポーセレン(陶材)
ジルコニア 金銀パラジウム合金
特徴 熟練した技工士にオーダーし、色調、透明感を天然歯に極限まで近づけたもの ジルコニア冠に陶材を築盛し、審美性を追求したもの 非常に強度はあるが、色調がマットなため奥歯に向いている 安価で丈夫なので奥歯向き
費用 ¥176,000~¥308,000 ¥132,000 ¥99,000 ¥55,000

インプラント治療で精査(CT撮影)が必要な場合の主な原因として、以下の要因が挙げられます。

  • 上顎洞までの距離が近い

※インプラント治療から最初の1年は、徐々に顎の骨が固まっていきます。ですので治療後1年間は、3~4ヶ月に一度の定期検診を行い、顎の骨の状態を確認していきます。

Q&A

Q. インプラント治療に痛みはありますか?

A. 手術の際には麻酔をしますので、どうぞご安心ください。また、外科手術は抜歯程度の小規模なものです。

Q. 治療に年齢制限はありますか?

A. 顎の骨が健康な成人であるなら、どなたでも治療を受けていただけます。 ※重度の糖尿病を患っている場合など、治療を受けられないケースもあります。

Q. 入院の必要はありますか?

A. なかには入院が必要なケースもありますが、それはごく一部です。手術直後も安静にしているだけで構いません。

Q. 手術時間はどのくらいですか?

A. 施術は全て学会指導医・専門医(現在、国内では24名です。)が担当しますので、1本あたり約20分と短時間かつ低侵襲で確実に行えます。

Q. 治療期間はどのくらいですか?

A. インプラントを埋入してから約2~3ヵ月程度、定着するのを待ってから歯型を採って被せ物をSETしますので平均すると3ヵ月前後で完了します。

Q. 硬い物を食べても平気ですか?

A. 人工歯を被せてからしばらくは、歯に負担のかからない軟らかい食べ物を中心にお食事をしてください。人工歯がしっかりと馴染んだら、硬い物でも大丈夫です。

Q. 保証期間はありますか?

A. 1年以内は無料保証になります。1~3年以内が半額ご負担により修理、再製、3年以上経過が全額ご負担となっております。別途10年保証プランもございます。

Q. インプラントの素材は何ですか?

A. インプラントは、体の中で非常に安定した素材であるチタンでできており、骨とのなじみをさらに良くするために表面処理が施されています。チタンは人工関節など、さまざまな分野で使用され、生体親和性の高い材料として世界で認められています。

Q. インプラント治療を誰でも受けることができますか?

A. 年齢に上限はありません。骨の成長がほぼ終了する20歳くらいから治療を受けることができます。ただし、心臓病や糖尿病などの疾患がある方や、妊婦の方などは受けられない場合もあります。また、あごの骨の状態によっても受けられない時があります。いずれの場合も歯科医師によくご相談ください。

Q. インプラントの手術は痛いのでしょうか? また時間はどのくらいかかりますか?

A. 手術は通常局所麻酔下で行われますので、手術中はほとんど痛みはありません。手術時間は30~120分程度です。

Q. 治療費はどのくらいかかるのでしょうか? また保険は適応されますか?

A. インプラントの治療費は、本数、種類、被せ物の種類によって異なります。詳しくは当歯科医院の歯科医師やスタッフにご相談ください。現在のところ、インプラント治療に関して保険適用はされていません。自費扱いとなっていますが、医療控除の対象になっています。

Q. インプラントはどのくらいもちますか? また、手入れはどうすればよいでしょうか?

A. 20年を超える症例も多数報告されています。長持ちをさせるには、定期的な通院と十分な手入れをすることが重要。ブラッシングはもちろん、歯肉の健康状態や正しい噛み合わせのチェックをするため、半年に1度は定期検診を受けてください。

Q. インプラントの手術費用は医療費控除を受けることできますか?

A. できます。一年間に原則して10万円を超える医療費を支払った場合、確定申告をすれば税金が戻ってきます。医療費控除額の上限は200万円までとなっております。


インプラント(人工歯根)治療における医療費控除について

医療費控除について詳しくはこちら①

医療費控除について詳しくはこちら②

インプラント用語辞典

あ行

アクセスホール
インプラント上部構造に空いている穴。上部構造とアバットメントをネジで固定するスクリューリテイン方式をとる場合に必要となる。
アパタイト
人体の約4%を構成する無機質の、大部分を占める。アパタイトはリン酸カルシウムの一種で、 歯や骨の主成分として知られるアパタイトを「ハイドロキシアパタイト」(Hydroxyapatite)と言う。
アパットメント
分離型インプラント(2ピース)の頭(歯冠)の部分
アバットメントスクリュー
アバットメントとインプラントを接合するためのネジ
1回法
インプラントにかかるQAC外科処置(オペ)の回数が、1回で済むオペ法のこと。1ピースインプラントはこの施術方法で行う。
一体型(いったいがた)
アパットメント(歯冠部分)とインプラント(人工歯根)が一体となっており折れずに強固。
インプラント
人工歯根
インプラント矯正
矯正用につくられたインプラントを顎の骨に埋め込み、固定源として使用する事により、治療期間の短縮や外科手術(顎を切る等)が必要な患者様の治療も可能にする方法。 矯正用のインプラントと区別するために歯の代用のインプラントを「デンタルインプラント」と呼ぶ。
インプラント周囲炎
インプラント周囲に起きる炎症。原因として細菌感染や埋入時の摩擦熱による熱傷がある。
インプラント体
インプラントの、天然歯でいう歯根にあたる部分(=フィクスチャー)。
オッセオインテグレーション
生活を営む骨組織とインプラントが、光学顕微鏡レベルで直接密着し、持続した結合状態を呈し、インプラントに加わった力が、骨に直接伝達される状態のこと。

か行

顎堤(がくてい)
義歯をのせる部分。歯槽堤(しそうてい)とも言う。 歯が全て無くなった顎のことを、無歯顎(むしがく)、歯のある顎を、有歯顎(ゆうしがく)と言う。 残っている歯のことを、残存歯(ざんそんし)と言う。
仮歯(かりば)
治療の途中で仮に付けておく歯のこと。テンポラリークラウン(略してテック)、暫間歯(ざんかんし)とも言う。

さ行

サイナス
上顎の上、鼻の横に存在する空洞。上顎洞。
サイナスリフト
上顎洞底挙上術。上顎と上顎洞の間に、インプラントを入れるためのスペースが不足している場合に、移植骨や骨補填材によって上顎洞の底部を押し上げる治療方法。
支台(しだい)
歯の頭部、歯冠部分のこと
上部構造(じょうぶこうぞう)
インプラントに取り付ける歯の役割を担う部分。
人工歯根(じんこうしこん)
欠損した歯の根元に埋め込むために、チタンなどで作られた歯根。 デンタルインプラントは、人工歯根療法とも呼ばれる。
スクリューリテイン
インプラントの上部構造を、ネジを用いてアバットメントに固定すること。
ソケット・リフト
上顎洞の底部の粘膜を押し上げインプラントを埋入するためのスペースを確保する技術。

た行

チタン
金属の中でも生体親和性があり他の金属と比べアレルギーを起こしにくく金属疲労も起きにくい。
ツーピース法
まず、顎の骨にフィクスチャーを埋め、そこへアバットメントを後から接続する方法。
土台(どだい)
歯の根部、歯根部分のこと。

な行

2回法
2回法とは、インプラント治療の際にかかる外科処置(オペ)の回数が、2回必要な方法のこと。骨の状態があまりよくない場合はこの施術方法で行う。

は行

バイオインテグレーション
ハイドロキシアパタイトを介した骨との結合をオッセオインテグレーションと区別してバイオインテグレーションと呼び、 インプラント表面にコーティングされたハイドロキシアパタイトが骨とカルシウムを介して融合し、オッセオインテグレーションより早く強固な結合が得られる。
ハイドロキシアパタイト(Hydroxyapatite:HA)
ハイドロキシアパタイトとはリン酸カルシウムでできた歯や骨を構成する成分のことで、 エナメル質の97%、象牙質の70%を構成 している。
HAコーテッドインプラント/HAインプラント
ハイドロキシアパタイト(HA)がコーティングされたインプラント。 インプラント体に、骨と同成分であるHAがコーティングされているため埋入部の骨との間にカルシウムが沈着することから、 HAインプランの骨結合は、バイオインテグレーションとも称される。
フィクスチャー
インプラントの、天然歯でいう歯根にあたる部分。インプラント体とも言われる。
分離型(ぶんりがた)
アパットメント(歯冠部分)とインプラント(人工歯根)が分離しており、中ネジで止めるため、緩む・折れるというリスクが高い。
補綴物 (ほてつぶつ)
歯の欠けた部分を補うもの。入れ歯、詰め物、被せ物等のこと。

ま行

マージン
境目。 歯科では通常、処置をした歯と補綴物との境目のことをマージンと呼ぶ。
埋入 (まいにゅう)
インプラントを埋め込む事。
メンテナンス
インプラント手術後、定期的に受診し、治療部位の状態の確認や清掃、予防処置等を行うこと。

ら行

隣接面 (りんせつめん)
歯と歯が隣り合っている面。

わ行

ワンピース法
フィクスチャーとアバットメントが最初から1体化しているインプラントを埋入する方法。

治療前に知っておくべきインプラントのリスクファクター

万全の状態で行われていれば、インプラントは安全性が高い治療法ですが、もしも、患者さん側にリスクファクター(危険因子)がある場合、治療のリスクが高くなることから、事前にしっかりと確認しておく必要があります。

インプラントのリスクファクターの種類

安全性の高いインプラント治療を行い、術後に良好な状態を保つためには、治療に対するリスクファクターの有無が大きく影響を与えます。 特に、次の2つのリスクファクターは、インプラントの治療成功の鍵を握ることから、当てはまる患者さんは歯科医師と相談の上、慎重に治療を進める必要があります。

手術に対するリスクファクター
インプラントの埋入を行うための外科手術の途中、何らかの問題が起こると手術が続行できなくなってしまいます。その中でも、手術中に起こる合併症や偶発症を引き起こす要因は、インプラント手術を妨げる代表的なリスクファクターだといえます。

骨結合に対するリスクファクター
インプラントの埋入後、周囲の骨組織と結合する「オッセオインテグレーション」が阻害されると、インプラントが脱落につながります。特に、大きな力が加わるような物理的な要因や、血流を悪化させる要因は骨結合を妨げるリスクファクターとなります。

オッセオインテグレーションには以下の5つの条件が必要です。

【オッセオインテグレーションの条件】

  • ・インプラントに生体許容性,不活性,活性の材料が使われている
  • ・ドリルの熱で骨を傷つけずにインプラントの埋入窩が形成された
  • ・インプラント埋入直後に初期固定が得られた
  • ・骨結合するまでの間、過大な負荷がかかっていない
  • ・インプラントや周囲組織への細菌感染がない

インプラントのリスクファクターとなる主な要因

また、インプラントのリスクファクターは、問題となる部位によって「全身的リスクファクター」と「局所的リスクファクター」の2つに分類されます。具体的に、次のような要因がインプラントのリスクにつながります。

要因1 :全身的リスクファクター
■喫煙
タバコを吸うことにより体内が酸素不足に陥るため、結果的にインプラントの骨結合に対するリスクが高くなってしまいます。
タバコに含まれるニコチンの影響で血管の収縮が起こると、血流が悪くなって、血液が全身に行き渡りにくくなります。さらに、タバコから発生する一酸化炭素はヘモグロビンと結びつきやすいため、喫煙によってヘモグロビンと酸素の結合が邪魔されると、血液によって運搬される酸素の量が減少してしまうのです。
インプラント治療を受ける場合は、喫煙によるリスクをしっかりと理解しておく必要があります。

■糖尿病
インプラント治療を受ける際はあらかじめ内科医に相談し、血糖値のコントロールを行う必要があります。
糖尿病はストレスによって症状が悪化することから、手術中の低血糖や高血糖には注意しなければなりません。また、高血糖やインスリン不足の状態が続くと、骨を作る骨芽細胞の働きの低下や数の減少するため、骨代謝が低下し、インプラントの骨結合が阻害されてしまいます。
インプラント治療が可能かどうかは、HbA1cの値が基準値未満かどうかで判断されます。

■高血圧症
動脈硬化と深いつながりがある高血圧症は、手術に対する代表的なリスクファクターです。
降圧剤の服用によって血圧が安定している状態でも、手術のストレスによって血圧が上がることで、手術中の出血が止まらなくなったり、術後に出血が起こる恐れがあります。さらに、血圧の上昇はさまざまな合併症のひきがねとなることから、生体情報モニターの監視下での治療が必要です。
インプラント治療中の血圧の上昇を防ぐ方法には、局所麻酔と静脈内鎮静法の併用があります。

■貧血
日頃、貧血の自覚症状がないという方でも、貧血によりインプラント治療ができない場合があります。
貧血になると、細胞内の酸素が欠乏した状態になることから、骨結合のほかに、治療部分の治癒が妨げられてしまいます。また、免疫力が低下してしまうと、術後の細菌感染のリスクが高まるため、インプラント周囲炎が起こりやすくなるのです。
特に、ヘモグロビン(Hb)の数値が1g/dL未満の場合は、インプラント治療は難しくなります。

■骨粗鬆症
骨粗しょう症の場合は骨強度が低下するため、骨結合に対するリスクが大きくなります。
骨が弱いとインプラントを支えられないだけでなく、初期固定や骨結合の妨げとなる可能性が高くなります。さらに、骨粗しょう症治療に用いられるビスフォスフォネート系薬剤を服用している場合、インプラント埋入は禁忌とされていることから、必ず歯科医師にその旨を伝える必要があります。
そのほかに、ステロイド薬の服用や抗血栓療法も、注意が必要なインプラントのリスクファクターです。

要因2 :局所的リスクファクター
■歯周病や虫歯
インプラント治療の際、周囲の歯に虫歯や歯周病の症状がみられる場合、細菌感染による炎症が顎の骨に広がって骨結合の妨げとなるほか、インプラント周囲炎を引き起こす恐れがあります。
そのため、インプラント治療を開始する前に、残存歯の虫歯や歯周病の治療をしっかり行って、可能な限り危険因子を取り除いておくことが大切です。

■パラファンクション
パラファンクションは、通常の機能とは無関係な口の動作のことで、片噛みや舌癖などの「口腔悪習癖」のほか、グラインディング(歯の擦り合わせ)やクレンチング(噛みしめ)のような「ブラキシズム」があります。
パラファンクションが頻繁に行われると、埋入したインプラントの骨結合に対するリスクとなるため、就寝中にナイトガードを装着するなどして、パラファンクションを防ぐ必要があります。

■噛み合わせ
埋入後のインプラントに人工歯(上部構造)を装着した際、噛み合わせが悪いとインプラントに無理な力が加わって、骨結合の妨げとなるほか、人工歯の破損につながる恐れがあります。
噛み合わせは、姿勢や寝方、パラファンクションの影響を受けて変わることから、人工歯の装着時だけでなく、術後の定期検診によってきちんと確認することが大切です。

■骨量や骨質
インプラントの埋入に必要な骨量を満足していない場合や、骨質が悪い場合にインプラント治療を行うと、初期固定がうまくいかないほか、骨結合が正常に行われない可能性があります。
骨量や骨質については、歯科用のCTスキャンやレントゲンで撮影した画像をもとに診断できるため、治療前の検査で見逃さないことが重要です。

■スマイルラインなどの顔貌の特徴
前歯にインプラントを埋入する場合、見た目に大きな影響を与えることから、十分な検討が必要です。その中でも、特にスマイルラインとリップサポートについては、慎重に確認する必要があります。
笑った時、スマイルラインという上唇の位置が高いと、歯肉の露出が大きいほか、唇を後ろから支えるリップサポートが得られない場合、見た目が悪くなるため、審美的理由からリスクが高いと判断されます。

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アトラスタワーデンタルクリニック医療法人社団山手会
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