ORTHODONTICS

矯正歯科

歯の裏側に
ワイヤー・ブラケットをつける
裏側矯正

当院ではスモールタイプの裏側矯正装置を使用

当院ではスモールタイプの
裏側矯正装置を使用

当院では、従来よりもコンパクトになった「スモールタイプ」の裏側矯正装置を採用しています。歯の裏側に接着するブラケットが小さいため、舌に触れたときの違和感や発音のしづらさを軽減でき、快適に矯正治療を受けていただけます。
この装置を使った裏側矯正は、さまざまな歯並びのお悩みに対応できるのが特長です。目立ちにくく、装着中のストレスも少ないため、見た目や日常生活への影響を気にせずに治療を進められます。歯並びが気になるなら、裏側矯正という選択肢で、新しい一歩を踏み出してみませんか?
ぜひお気軽にご相談ください。

裏側矯正のメリット

  • MERIT 01
    装置が外から見えにくい

    装置が外から見えにくい

    裏側矯正は歯の裏側に装置を取りつけるため、正面からは装置がほとんど見えません。人目を気にせずに矯正治療を進められるのが大きな魅力で、接客業や営業職など見た目の印象が重要な職業の方にも適しています。

  • MERIT 02
    幅広い症例に適応する

    幅広い症例に適応する

    裏側矯正は、軽度の歯並びの乱れから複雑な噛み合わせの問題まで、幅広い症例に適応するため、多くの方が治療を受けられる選択肢です。当院では精密な検査をもとに診断し、適切な治療計画をご提案します。

  • MERIT 03
    虫歯になりにくい

    虫歯になりにくい

    下の前歯の裏側あたりには唾液腺の出口があり、唾液の殺菌作用・抗菌作用が働きやすいため、表側矯正に比べて虫歯になりにくいとされています。審美面だけでなく、お口の健康面でもメリットの多い治療法です。

裏側矯正の注意点

お口の中に違和感を
覚えることがある

裏側矯正の場合、装置が舌先に触れやすいため、装着直後は話しづらさや違和感を覚えることがあります。ただし、3~4週間ほどで慣れて気にならなくなる場合がほとんどです。

歯を磨きにくい

歯の裏側は直接目で確認しづらいため、歯磨きが難しくなり、矯正装置の周囲に汚れが溜まりやすくなります。歯科医院で歯磨きの指導を受け、丁寧にケアすることが大切です。

表側矯正より費用が高額

より専門的な技術とカスタムメイドの装置が必要になるため、一般的に表側矯正で治療した場合よりも費用が高額になります。できるだけ費用を抑えたい方には向いていません。

こんな方に
向いています

  • 装置を見られたくない方
  • 人前で話す機会が多い方
  • 矯正をしていることを気づかれたくない方

クリーニング アイコン矯正中も安心の
丁寧クリーニング

矯正中の患者さま全員に、毎回、超音波スケーラーを使って装置の周囲まで丁寧にクリーニングを行なっています。どのような装置でも、しっかりとお口の中を清潔に保てるようサポートいたします。ご自宅でのお手入れが難しい部分も、プロのケアで清潔に保ちますのでご安心ください。

歯の表側に
ワイヤー・ブラケットを
つける
表側矯正

表側矯正の種類

メタル(銀色の装置)

メタル(銀色の装置)

金属製のブラケットとワイヤーによる矯正装置です。この装置を歯の表面に装着すると、銀色であるため目立ちますが、金属製で耐久性に優れているうえに、費用も抑えられます。機能性とコスト面で人気のある選択肢です。

セラミック(白く目立たない装置)

セラミック
(白く目立たない装置)

歯の表面に取りつけるブラケットが、白や透明のセラミック製の矯正装置です。ブラケットが歯の色に近いため、歯の表面に取りつけていてもあまり目立ちません。費用と審美性を両立したい方におすすめの治療方法です。

表側矯正のメリット

  • MERIT 01
    難しい症例でも、ほとんどの歯並びに適用できる

    難しい症例でも、
    ほとんどの歯並びに適用できる

    表側矯正は、ほとんどの歯並びのケースに対応できる高い汎用性が特長です。臨床実績が多いために複雑な歯並びや噛み合わせのズレが大きいなどの難しい症例にも対応が可能で、スムーズな歯の移動が期待できます。

  • MERIT 02
    歯磨きのときに確認しやすい

    歯磨きのときに確認しやすい

    歯の表側に装置を取りつけるため、歯磨きの際に汚れや食べカスの付着が目視しやすく、セルフケアが行ないやすい点も表側矯正の大きなメリットのひとつです。治療中の虫歯のリスクも減らすことができます。

  • MERIT 03
    白やクリアカラーの目立たない装置も選べる

    白やクリアカラーの
    目立たない装置も選べる

    表側矯正では、銀色の金属製のブラケットだけでなく、歯の色に近い白色や透明なブラケットを使用することもできます。装置の見た目が気になる場合には、目立たない装置も選択することで、治療中の不安を軽減できます。

表側矯正の注意点

装置が目立つ

表側に装置を取りつけるため、笑ったときなど大きく口をあけると装置が見えてしまいます。見た目が気になる場合は、白や透明の装置を選ぶことで目立ちにくくできます。

口元に厚みが出る

ブラケットとワイヤーを歯の表側に取りつけるため、装置の厚みによって唇が前に押し出され、口元がやや前に突き出た印象になりやすいです。また、慣れるまでに話しづらさを感じることがあります。

食事のときに食べ物が
引っかかりやすい

食べ物が装置に引っかかりやすく、特に繊維質なものや粘着性のある食品には注意が必要です。矯正治療中の適切な歯磨き方法をお伝えするので、食後はきちんと歯を磨くことを心がけてください。

こんな方に
向いています

  • 矯正費用をなるべく安く抑えたい方
  • 矯正中の見た目に、あまりこだわらない方
  • 矯正中に滑舌が悪くなりたくない方

クリーニング アイコン矯正中も安心の
丁寧クリーニング

矯正中の患者さま全員に、毎回、超音波スケーラーを使って装置の周囲まで丁寧にクリーニングを行なっています。どのような装置でも、しっかりとお口の中を清潔に保てるようサポートいたします。ご自宅でのお手入れが難しい部分も、プロのケアで清潔に保ちますのでご安心ください。

ワイヤー・ブラケットを使い、
特に気になる箇所を
集中的に整える部分矯正

部分矯正のメリット

部分矯正のメリット

部分矯正は、前歯のすき間や軽度の歯並びの乱れなど、気になる部分だけをピンポイントで整える治療法です。全体矯正に比べて治療範囲が限られているため、治療期間が短く、通院回数も少なくすむのが大きなメリットです。全体矯正よりも手軽に始められるうえ、費用も抑えられるため、「まずは気になる前歯だけ治したい」「忙しくて頻繁に通えない」という方にもおすすめです。また、装置の種類によっては目立ちにくいものを選ぶことも可能で、見た目への影響を最小限に抑えながら治療できます。部分的な改善でも、口元の印象は大きく変わるため、笑顔に自信をもちたいという方はぜひご検討ください。

  • MERIT 01
    全顎矯正に比べて費用が安い

    全顎矯正に比べて費用が安い

    部分矯正は限られた歯だけを動かすため、全額矯正よりも必要な矯正装置や通院回数が少なく、治療完了までにかかる費用を抑えられます。できるだけ費用を抑えながら、気になる部分だけを改善したい方におすすめです。

  • MERIT 02
    動かす歯が少ないため治療期間が短い

    動かす歯が少ないため
    治療期間が短い

    全顎矯正では、平均して2年~3年の治療期間が必要になるのに対し、部分矯正では治療する範囲が狭いため、平均して6ヵ月~1年6ヵ月ほどで治療を終えられます。短期間で見た目の改善が期待でき、ライフイベント前の矯正にも適しています。

  • MERIT 03
    部分的に動かすので痛みが少ない

    部分的に動かすので痛みが少ない

    部分矯正では歯の移動範囲が限られているため、歯の全体を動かす全体矯正に比べて痛みや不快感が少なくなる点もメリットです。痛みが怖くて矯正治療に踏み切れなかったという方でも、安心して始めやすい治療方法です。

全体矯正と部分矯正、
迷っている方へ

全体矯正と部分矯正、どちらが自分に合っているか迷う方に向けて、それぞれに適したケースをまとめました。ぜひ参考にしてみてください。

全体矯正が適している方
  • 噛み合わせに大きな問題がある
  • 出っ歯・受け口・開咬などの
    不正咬合がある
  • 歯並び全体を整えたい
  • 長期的に健康な口腔環境を
    目指したい
部分矯正が適している方
  • 前歯の軽いズレだけを
    改善したい
  • 短期間で歯並びを整えたい
  • とにかく費用を抑えて
    矯正したい
  • 噛み合わせに大きな問題がない

クリーニング アイコン矯正中も安心の
丁寧クリーニング

矯正中の患者さま全員に、毎回、超音波スケーラーを使って装置の周囲まで丁寧にクリーニングを行なっています。どのような装置でも、しっかりとお口の中を清潔に保てるようサポートいたします。ご自宅でのお手入れが難しい部分も、プロのケアで清潔に保ちますのでご安心ください。

透明で目立たず、
取り外しができる
マウスピース矯正

マウスピース矯正のメリット

  • MERIT 01
    透明だから目立たない

    透明だから目立たない

    マウスピースは透明なプラスチック材料でできているため、装着していても目立ちにくく、周りの人に気づかれにくいのが大きなメリットです。人前に出るお仕事や、学校生活でも周囲の目を気にせずに使用できます。

  • MERIT 02
    取り外しできる

    取り外しできる

    マウスピースは、食事や歯磨きのときには取り外すことができます。そのため、装置に食べ物が引っかかったり、歯と装置の間に歯垢が溜まったりする心配はありません。普段どおりに生活できるうえに、虫歯や歯周病のリスクも軽減できます。

  • MERIT 03
    通院回数が少なくすむ

    通院回数が少なくすむ

    ワイヤー矯正の場合は、治療期間中に装置の調整のために通院する必要があります。一方、マウスピース矯正では、治療計画をもとに必要なマウスピースを作製するため、装置の調整で通院する必要がなく、通院回数を減らせます。

マウスピース矯正の注意点

難症例など歯の
大幅な移動が難しい

マウスピース矯正は軽度~中等度の症例に向いており、複雑な歯の移動や重度の噛み合わせの改善が必要なケースには、適さない場合があります。まずはご相談ください。

ワイヤー矯正よりも
治療期間がかかることがある

歯をゆっくりと移動させるため、症例によってはワイヤー矯正で治療するより治療期間が長くなることがあります。治療期間の短縮を望む場合は、あまり適していません。

1日の装着時間を
守る必要がある

充分な治療効果を得るためには、1日20~22時間程度のマウスピースの装着が必要です。装着時間が足りないと、治療が計画どおりに進まないため、自己管理が重要です。

こんな方に
向いています

  • ライフイベントが控えている方
  • 治療中の痛みを避けたい方
  • 金属アレルギーが心配な方

マウスピース矯正から
裏側矯正への変更も可能

マウスピース矯正から裏側矯正への変更も可能

マウスピース矯正で治療を進めるなかで、ライフスタイルの変化などさまざまな事情により、裏側矯正へ切り替えたいと希望される方も少なくありません。当院ではマウスピース矯正から裏側矯正への変更も可能です。費用に関しては、マウスピース矯正でお支払いいただいた費用の半額を裏側矯正の費用に充当します。患者様のご要望に合わせて柔軟に治療方法を選べる体制を整えておりますので、ご希望の方はお気軽にご相談ください。

マウスピース矯正の
治療イメージ

初診時

  • シミュレーション
  • 実際の写真

2ヶ月後

  • シミュレーション
  • 実際の写真

6ヶ月後

  • シミュレーション
  • 実際の写真
診断名・主訴軽度叢生
年齢・性別20代・女性
治療期間・回数半年
治療に用いた主な装置インビザライン
治療費検査3万円(税込3.3万円)
アライナー 59万円(税込64.9万円)
リスク・副作用1日20時間以上使用して頂けない場合、写真のように動かない場合があります。
新しいマウスピースに交換した直後などは、痛みや違和感を感じることがありますが、ほとんどの場合は数日で落ち着きます。また、装着中は一時的に発音がしづらくなることもあります。
歯並びの状態によっては、インビザラインが適さないこともありますので、事前の診断が大切です。
マウスピースは熱に弱いため、熱い飲み物と一緒に使用するのは避けてください。変形や破損、紛失にも注意が必要です。失くしてしまうと、再作製に時間や費用がかかる場合があります。 歯みがきを怠るとむし歯や歯周病のリスクが高まることがあります。

マウスピース矯正の
治療イメージ

クリーニング アイコン矯正中も安心の
丁寧クリーニング

矯正中の患者さま全員に、毎回、超音波スケーラーを使って装置の周囲まで丁寧にクリーニングを行なっています。どのような装置でも、しっかりとお口の中を清潔に保てるようサポートいたします。ご自宅でのお手入れが難しい部分も、プロのケアで清潔に保ちますのでご安心ください。

矯正用アンカー
スクリューと
ワイヤー・ブラケット
を使った
インプラント矯正

インプラント矯正のメリット

  • MERIT 01
    治療期間を短縮しやすい

    治療期間を短縮しやすい

    ワイヤー矯正の歯の移動の固定源として矯正用アンカースクリューを使用すると、歯をより大きく効率的に動かすことができます。そのため、通常の矯正装置のみで治療する場合よりも、治療期間の大幅な短縮が期待できます。

  • MERIT 02
    歯を後方へ大きく移動させられる

    歯を後方へ大きく移動させられる

    通常のワイヤー矯正では難しい歯の後方移動も、矯正用アンカースクリューを固定源にすることで、スムーズな移動が可能です。ヘッドギアなどの付加的な矯正装置を毎日使用する必要もなく、患者様の負担を軽減できます。

  • MERIT 03
    難しい症例にも対応できる

    難しい症例にも対応できる

    インプラント矯正では、通常の矯正治療では難しい歯1本のみの移動や、歯の上下左右への柔軟な移動が可能です。歯を歯肉方向に押し込むこともできるため、歯肉が見えすぎるガミースマイルの改善にも役立ちます。

インプラント矯正の注意点

アンカースクリューが
目立ちやすい

症例によっては、前歯付近の歯肉に矯正用アンカースクリューを固定する必要があり、お口をあけたときに目立つ場合があります。

外科的処置が必要になる

矯正用アンカースクリューは、歯肉の上から顎骨に埋め込みます。そのため、局所麻酔下での簡単な外科処置が必要となります。

まれにアンカースクリューが
脱落することがある

ごくまれに矯正用スクリューが顎骨に定着せず、自然と脱落してしまうことがあります。その場合は位置を調整して再び埋め込みます。

こんな方に
向いています

  • 難症例だけどできるだけ短期間で治療したい
  • 過度な出っ歯や開咬になっている
  • ガミースマイルを改善したい

クリーニング アイコン矯正中も安心の
丁寧クリーニング

矯正中の患者さま全員に、毎回、超音波スケーラーを使って装置の周囲まで丁寧にクリーニングを行なっています。どのような装置でも、しっかりとお口の中を清潔に保てるようサポートいたします。ご自宅でのお手入れが難しい部分も、プロのケアで清潔に保ちますのでご安心ください。

矯正治療の流れ

裏側矯正の流れ

  1. STEP 01
    初診カウンセリング(無料)

    初診カウンセリング(無料)

    所要時間:約15分
    まずはお口の状態を確認し、治療の方向性や期間、費用についてご説明します。内容にご納得いただけた場合、次の検査ステップへと進みます。

  2. STEP 02
    精密検査

    精密検査

    所要時間:約60分
    口腔内スキャナーを使用して歯列のデータを取得します。あわせて、お口やお顔の写真、レントゲン撮影(セファロ・パノラマ)も行ない、診断に必要な情報を集めます。

  3. STEP 03
    治療についてのご説明

    治療についてのご説明

    所要時間:約30分
    検査から2~3週間後に、精密検査の結果をもとに作成した治療のシミュレーションをお見せしながら、治療の方向性や治療後のお口の状態についてご説明します。そのうえで、裏側矯正やマウスピース矯正などの治療法をお選びいただきます。

  4. STEP 04
    裏側矯正を開始

    裏側矯正を開始

    所要時間:約30分
    歯の裏側にブラケットを取りつけ、ワイヤーを通して固定します。その後は1~2ヵ月ごとに通院し、少しずつ歯を動かして整った歯並びと正しい噛み合わせを目指します。
    マウスピース矯正の場合は装着方法や使い方をご説明し、1~2ヵ月分をまとめてお渡しします。およそ10日ごとに新しい装置に交換してください。装着時間の厳守が、治療の成功には欠かせません。

  5. STEP 05
    保定と定期的なチェック

    保定と定期的なチェック

    所要時間:約20分(3ヵ月に1回程度)
    治療計画どおりに歯並びと噛み合わせが改善したら、歯の後戻りを防ぐため保定装置を装着します。リテーナーはマウスピース型またはワイヤー型から選べます。マウスピース型は最初の1年は1日20時間以上、2年目以降は夜間のみ装着していただきます。
    また、定期的に通院していただき、歯の状態をチェックします。

クリーニング アイコン矯正中も安心の
丁寧クリーニング

矯正中の患者さま全員に、毎回、超音波スケーラーを使って装置の周囲まで丁寧にクリーニングを行なっています。どのような装置でも、しっかりとお口の中を清潔に保てるようサポートいたします。ご自宅でのお手入れが難しい部分も、プロのケアで清潔に保ちますのでご安心ください。

矯正装置における
抜歯基準

初診時:出っ歯と乱ぐい歯の改善を希望

  • 抜歯基準 画像1
  • 抜歯基準 画像2
  • 抜歯基準 画像3
  • 抜歯基準 画像4
  • 抜歯基準 画像5

検査データを元にシミュレーション分析

  • 抜歯基準 画像6

    非抜歯にて歯列を拡大整列した場合E-line=7ミリとなってしまう。

  • 抜歯基準 画像7

    小臼歯4本を抜歯すると、E-line=2ミリまで口元を引っ込めることができる。

カウンセリングの結果、
抜歯方針を選択し、
出っ歯、乱ぐい歯の改善を行なった。

  • 抜歯基準 画像8
  • 抜歯基準 画像9
  • 抜歯基準 画像10
  • 抜歯基準 画像11
  • 抜歯基準 画像12

治療詳細

年齢と性別20代女性
ご相談内容出っ歯と上下前歯の乱ぐい歯、ガミースマイルが気になるとのこと。
検査・診断結果セファロ分析、i-Tero(口腔内スキャナー)分析の結果、上下顎前突、前歯叢生、ガミースマイルと診断。
治療方針上下左右小臼歯を合計4本抜歯し裏側全部矯正にて歯並びを改善しながら口元を引っ込め、矯正用アンカースクリューも併用してガミースマイルの改善も行なう。
治療期間1年半
おおよその費用105万円
術後の経過・現在の様子経過は良好です。
治療のリスクについて・顎骨に負担がかかるため、歯槽骨が減少する場合があります。また、それに伴い、歯肉が退縮する場合があります。
・歯根の吸収が見られる場合があります。ただ、将来的に大きな問題が生じる場合はほとんどありません。
・歯髄(歯の神経)がもともと細い場合、歯髄切断がまれに生じます。これにより、歯の変色や痛みが起き、歯の神経の治療が必要になることもあります。
・歯根と歯槽骨が骨性癒着(歯根癒着)している場合、矯正はできません。

アトラスタワー
デンタルクリニックで
治療した症例

アトラスタワーデンタルクリニックで治療した症例

以前は「矯正したいけれど装置の見た目が気になる」と悩む方が多くいらっしゃいました。しかし現在では、裏側矯正が普及して矯正装置が目立つ心配がなくなったため、矯正装置の見た目に抵抗があった方も治療を始めやすくなっています。

矯正治療のデメリットについて

1)歯槽骨の減少および歯肉退縮
歯を動かすことで、土台となる顎骨に負担がかかり、歯槽骨がわずかに減少する場合があります。それに伴い歯肉が痩せることもありますが、歯槽骨の厚みには個人差があり、ほとんどの場合、目に見えるような歯肉の退縮は起こりません。ただし、前歯の歯槽骨は薄いため、歯肉が後退することがあります。

2)歯根の吸収
硬い骨の中で歯を動かすため、まれに歯根がわずかに吸収されることがあります。これは歯槽骨の吸収と同様の現象で、将来的に大きな問題となるケースはほとんどありません。

3)歯髄の切断による歯の変色
矯正中や保定期間に入ってからすぐの時期は、歯が動揺します。前歯の移動量が多い場合や、加齢により歯髄が細くなっている成人では、まれに歯髄が切断されることがあります。歯髄が損傷すると、歯の変色や痛みを伴い、神経の治療が必要になることがありますが、通常、抜歯には至りません。

4)骨性癒着(歯根癒着)
転倒や事故などによる外傷で歯が脱臼・脱離した場合、歯根膜が損傷し、歯根と歯槽骨が癒着してしまうことがあります。また、感染根管による長期的な炎症が原因となる場合もあります。骨性癒着が起きた歯は、矯正治療で動かすことができません。部分的な癒着は事前のレントゲン等では判断が難しく、多くは治療中に発見されます。その際は、抜歯後に補綴治療やインプラント治療が必要になることもあります。

※矯正治療には、上記のようなリスクやデメリットも存在します。メリットだけでなく、こうした点も充分ご理解いただいたうえで、治療を受けるかどうかをご検討ください。

Q & A

  • Q

    部分矯正とは何ですか?

    A

    部分矯正は、すべての歯ではなく、気になる部分の数本だけに矯正装置を取りつける矯正治療です。費用を抑えられ、全顎矯正よりも短期間で歯並びを改善できるのがメリットですが、すべての症例に適用できるわけではありません。適用できるかどうかを判断するためには、丁寧なカウンセリングと精密な検査が必要です。

  • Q

    裏側矯正は表側矯正よりも治療期間が長くなりますか?

    A

    裏側矯正についての知識と技術を充分にもつ歯科医師が行なう場合は、裏側矯正でも表側矯正とほぼ同じ期間で治療が完了します。装置をつけている期間は、前歯の歯並びの改善で約6ヵ月、奥歯の噛み合わせの調整に約1年、全体で1年半ほどです。

  • Q

    被せ物が多くても矯正できますか?

    A

    神経を取った歯でも矯正装置で移動することができます。また、セラミックや金属製の被せ物をしている歯でも、専用の接着剤を使えばワイヤー矯正の装置を取りつけることができます。さらに失った歯があり、ブリッジを装着している場合には、中央の人工歯(ダミー)を切り離し、矯正力で空いたスペースを閉じることも可能です。

  • Q

    矯正治療中に虫歯の治療はできますか?

    A

    当院では保険診療も行なっておりますので、矯正治療中でも保険を適用して虫歯治療が可能です。矯正に特化した歯科医院では、虫歯治療に対応していない場合も多く、その場合は矯正を一時的に中断して別の歯科医院で治療を受ける必要があります。その点、当院では矯正と虫歯治療を並行して進めることができるため、通院の手間を減らせます。特に乱ぐい歯など歯と歯が重なっている部分は虫歯になっている場合が多いです。保険診療で虫歯をきちんと治療しつつ、矯正治療も進めていきますので、どうぞご安心ください。

    治療前

    矯正治療で歯の重なりが改善されることで、隠れていた虫歯が発見されました。

    治療後

    虫歯部分を削り、歯科用レジンというプラスチックを詰めて修復しました。

  • Q

    30歳を過ぎても矯正治療はできますか?

    A

    年齢に関係なく、矯正治療は可能です。確かに中高生のころが歯の動きやすい時期ではありますが、20歳を過ぎると年齢による歯の動きやすさの違いはほとんどありません。歯並びが気になったらぜひご相談ください。

  • Q

    裏側矯正と表側矯正、それぞれのメリット・デメリットは?

    A

    裏側矯正の大きなメリットは、装置が見えにくいために見た目を気にせず治療ができる点です。一方で、デメリットとしては費用が表側矯正より高額で、装着直後はサ行・タ行の発音がしにくい点があります。ただし、発音は音読の練習で改善されるため、治療当初はやや発音がしづらくても、ほとんどの方がすぐに慣れます。

  • Q

    小学3年生の娘の歯並びが気になります。矯正を始めたほうがいいですか?

    A

    永久歯がすべて生えそろう前に治療を始めると、治療が長期化する傾向があります。また、思春期に下顎が成長することも考慮する必要もあり、一般的には小学校高学年ごろからのスタートがおすすめです。ただし、症状によっては例外もあるため、まずはご相談ください。

  • Q

    前歯のすき間を部分矯正で治療できますか?

    A

    部分矯正で治療可能かどうかは、ご希望の仕上がりや噛み合わせに影響が出ないかを判断する必要があります。まずはご相談にお越しいただき、適用できる症例かどうかを確認することをおすすめします。

  • Q

    抜歯しなくても矯正できると聞いたのですが本当ですか?

    A

    抜歯をせずに矯正することも充分可能です。ただし、抜歯の有無によって口元の印象が大きく変わるため、当院ではコンピューターシミュレーションを用いて治療後の仕上がりを比較し、患者様ご自身に選択していただけるようにしています。

  • Q

    歯周病でも矯正はできますか?

    A

    歯周病にかかっている場合でも矯正治療は可能です。むしろ歯が動きやすい面もありますが、後戻りのリスクが高くなるため、治療後の保定をしっかりと行なうことが重要です。

  • Q

    矯正治療は痛みがありますか?

    A

    矯正治療の初期段階では、痛みで固いものが噛みにくくなったり、口内炎ができやすかったりすることがあります。ただし、眠れないほどの痛みはほとんどなく、多くの方が2~3ヵ月ほどで慣れていきます。

  • Q

    矯正治療の費用は医療費控除の対象になりますか?

    A

    はい、対象になります。1年間の医療費が10万円を超える場合、確定申告をすることで税金の一部が還付されます(控除上限は200万円まで)。ただし、矯正治療が審美目的だけでなく、機能改善も含むことを証明する書類が必要です。当院ではその証明書を3,300円(税込)で発行しておりますので、ご希望の方はお声がけください。

治療における注意点

矯正治療にともなう一般的なリスク・副作用

・矯正治療の一般的な治療費は60万~150万円、一般的な治療期間は2~3年、一般的な治療回数は24~36回となります。使用する装置、症状や治療の進行状況などにより変化しますので、参考程度にお考えいただき、詳細は歯科医師にご確認ください。
・機能性や審美性を重視するため、公的健康保険対象外の自費診療となり、保険診療よりも高額になります。
・最初は矯正装置による不快感、痛みなどがあります。数日から1~2週間で慣れることが多いです。
・治療期間は症例により異なりますが、成人矯正や永久歯がすべて生えそろっている場合は、一般的に1年半~3年を要します。小児矯正においては、混合歯列期(乳歯と永久歯が混在する時期)に行なう第1期治療で1~2年、永久歯がすべて生えそろったあとに行なう第2期治療で1~2年半を要することがあります。
・歯の動き方には個人差があるため、治療期間が予想より長期化することがあります。
・装置や顎間ゴムの扱い方、定期的な通院など、矯正治療では患者様のご協力がたいへん重要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
・治療中は、装置がついているため歯が磨きにくくなります。虫歯や歯周病のリスクが高まるので、丁寧な歯磨きや定期メンテナンスの受診が大切です。また、歯が動くことで見えなかった虫歯が見えるようになることもあります。
・歯を動かすことにより歯根が吸収され、短くなることがあります。また、歯肉が痩せて下がることがあります。
・ごくまれに、歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
・ごくまれに、歯を動かすことで神経に障害を与え、神経が壊死することがあります。
・治療中に金属などのアレルギー症状が出ることがあります。
・治療中に、「顎関節で音が鳴る、顎が痛い、口をあけにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
・問題が生じた場合、当初の治療計画を変更することがあります。
・歯の形状の修正や、噛み合わせの微調整を行なうことがあります。
・矯正装置を誤飲する可能性があります。
・装置を外すときに、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、補綴物(被せ物など)の一部が破損することがあります。
・装置を外したあと、保定装置を指示どおりに使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
・装置を外したあと、現在の噛み合わせに合わせて補綴物(被せ物など)の作製や虫歯治療などをやり直す可能性があります。
・顎の成長発育により、歯並びや噛み合わせが変化する可能性があります。
・治療後に、親知らずの影響で歯並びや噛み合わせが変化する可能性があります。
・加齢や歯周病などにより、歯並びや噛み合わせが変化することがあります。
・矯正治療は、一度始めると元の状態に戻すことが難しくなります。

舌側矯正装置を用いた治療にともなう一般的なリスク・副作用

・機能性や審美性を重視するため、公的健康保険対象外の自費診療となり、保険診療よりも高額になります。
・装置に慣れるまで発音しづらいなどの症状が出ることがあります。
・矯正装置を装着している期間は、適切に歯磨きができていないと、虫歯や歯周病にかかりやすくなります。歯磨き指導をしますので、毎日きちんと歯を磨き、口腔内を清潔に保つようご協力をお願いします。
・歯磨き、エラスティック(顎間ゴム)の使用、装置の取り扱い、通院などを適切に行なっていただけない場合、治療の期間や結果が予定どおりにならないことがあります。
・成長期の患者様の治療では、顎骨の成長を予測し、現段階において適切な治療を行ないますが、まれに予期できない顎の成長や変化によって治療法や治療期間が大きく変わることがあります。また、顎の変形が著しい場合には、矯正治療に外科的処置を併用することがあります。
・歯を移動させることにより、まれに歯根の先端がすり減って短くなる「歯根吸収」を起こすことがあります。しかし、適切な矯正力で歯を移動させることでセメント質(歯根表面を覆っている組織)が修復されるため、歯根吸収のリスクを軽減できます。
・歯の周囲の組織は、治療前の状態に戻ろうと「後戻り」する性質があるため、治療後も数ヵ月から1年に1回ほどの頻度で通院いただいて歯の状態を管理し、後戻りを防ぐ必要があります。

部分矯正にともなう一般的なリスク・副作用

・機能性や審美性を重視するため、公的健康保険対象外の自費診療となり、保険診療よりも高額になります。
・前歯6本だけを治す方法なので、噛み合わせは改善できません。噛み合わせの改善を希望される方は、全顎の矯正治療が必要となります。
・症状によっては、でこぼこの前歯がきれいに並ぶスペースを確保するため、歯と歯の間を削る必要があります。しかし、エナメル質(歯の表面)を0.3~0.8mmほど削る程度なので、歯への支障はほとんどありません。
・前歯だけの治療となり動きが限られているので、症状によっては希望どおりに仕上がらないことがあります。

マウスピース矯正にともなう一般的なリスク・副作用

・マウスピース矯正は、機能性や審美性を重視するため、公的健康保険対象外の自費診療となり、保険診療よりも高額になります。
・正しい装着方法で1日20時間以上使用しないと、目標とする治療結果を得られないことがあるため、きちんとした自己管理が必要になります。
・ご自身で取り外せるため、紛失することがあります。
・症状によっては、マウスピース型矯正装置で治療できないことがあります。
・お口の中の状態によっては、治療計画どおりの結果が得られないことがあります。
・装着したまま糖分の入った飲料をとると、虫歯を発症しやすくなります。
・治療によって、まれに歯根吸収や歯肉退縮が起こることがあります。
・食いしばりの癖が強い方の場合、奥歯が噛まなくなることがあります。
・治療途中で、ワイヤーを使う治療への変更が必要になることがあります。
・お口の状態によっては、マウスピース型矯正装置に加え、補助矯正装置が必要になることがあります。
・治療完了後は後戻りを防ぐため、保定装置の装着が必要になります。
・薬機法(医薬品医療機器等法)においてまだ承認されていない医療機器です。日本では完成物薬機法対象外の装置であり、医薬品副作用被害救済措置の対象外となることがあります。

薬機法において承認されていない医療機器「インビザライン」について

当院でご提供している「マウスピース型矯正装置」は、薬機法(医薬品医療機器等法)においてまだ承認されていない医療機器となりますが、当院ではその有効性を認め、導入しています。
◦未承認医療機器に該当
薬機法上の承認を得ていません(独立行政法人 医薬品医療機器総合機構ウェブサイトにて2025年4月18日最終確認)。
◦入手経路等
アライン・テクノロジー社(日本法人:インビザライン・ジャパン合同会社)より入手しています。
◦国内の承認医療機器等の有無
国内では、マウスピース型矯正装置と同様の性能を有した承認医療機器は存在しない可能性があります(独立行政法人 医薬品医療機器総合機構ウェブサイトにて2025年4月18日最終確認)。
◦諸外国における安全性等にかかわる情報
1998年にFDA(米国食品医薬品局)により医療機器として認証を受けていますが、情報が不足しているため、ここでは諸外国における安全性等にかかわる情報は明示できません。今後重大なリスク・副作用が報告される可能性があります。
◦医薬品副作用被害救済制度・生物由来製品感染等被害救済制度の救済対象外
国内で承認を受けて製造販売されている医薬品・医療機器(生物由来等製品である場合に限る)・再生医療等製品による副作用やウイルス等による感染被害で、万が一健康被害があったとき、「医薬品副作用被害救済制度」「生物由来製品感染等被害救済制度」などの公的な救済制度が適用されますが、未承認医薬品・医療機器・再生医療等製品の使用は救済の対象にはなりません。また、承認を受けて製造販売されている医薬品・医療機器・再生医療等製品であっても、原則として決められた効能・効果、用法・用量および使用上の注意に従って使用されていない場合は、救済の対象にはなりません。
日本では、完成物薬機法対象外の矯正装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。
※当該未承認医薬品・医療機器を用いた治療の広告に対する注意事項の情報の正確性について、本ウェブサイトの関係者は一切責任を負いません。

歯科矯正用アンカースクリューによる矯正治療にともなう一般的なリスク・副作用

・公的健康保険対象となる使用方法と、公的健康保険対象外の自費診療となる使用方法があり、自費診療となる場合は保険診療よりも高額になります。
・骨と化学的な結合をしないため、患者様の骨の状態や口腔衛生状態によっては脱落することがあります。
・脱落した場合は再埋入を行なうことがあります。脱落部分の骨の穴が回復するまで数ヵ月の時間を要するため、別の部分に埋め込むことがあります。
・歯科矯正用アンカースクリューは骨に埋まっていますが、その頭部は歯肉の外にあるため、ケアを怠ると骨に感染することがあります。
・歯科矯正用アンカースクリューは歯根の間に埋入されることが多いため、埋入時に歯根を傷つけることがあります。