WHITENING
ホワイトニング
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歯を白くする
ホワイトニング

ホワイトニングとは
歯のホワイトニングとは、過酸化水素を含む薬剤を使用し、歯そのものを白くする施術です。よくホワイトニングはクリーニングと同じものと誤解されがちですが、実際には大きく異なります。
クリーニングは歯の表面に付着した着色汚れだけを除去するのに対し、ホワイトニングでは表面の着色除去だけでなく、歯の表面の色素を分解して白くすることができます。そのため、本来の歯の色よりも白くしたい方におすすめです。

ホワイトニング
コーディネーターが在籍
アトラスタワーデンタルクリニックには、日本歯科審美学会が認定する「ホワイトニングコーディネーター」の資格をもつ歯科衛生士が在籍しています。
ホワイトニングコーディネーターとは、ホワイトニングに関する専門的な知識や施術手順などを学び、所定の認定試験に合格した歯科衛生士に与えられる資格です。当院では歯科衛生士全員がこの資格を取得しており、患者様に安心してホワイトニングの施術を受けていただける体制を整えております。
ホワイトニングの
メカニズム
ホワイトニングで主に働きかけるのは、歯の表面の「エナメル質」です。実はエナメル質自体は、ほとんど無色透明で、その成分の多くは無機質の「ハイドロキシアパタイト」というリン酸カルシウムの結晶でできています。しかし、エナメル質の中には微量ながら有機成分が含まれており、これが歯の色味に影響を与えています。
- エナメル質内の色素を分解する
歯にホワイトニング薬剤を塗布し、専用の光を照射して熱を加えると、化学反応を起こして酸素が発生します。この酸素がエナメル質内の色素(有機成分)を酸化・分解し、無色化無色の物質に変化させることで、歯を白くしているのです。 - 光の乱反射によるマスキング効果がある
ホワイトニング薬剤の作用でエナメル質表面の構造が変化し、もともと角状だった構造が球状に変わることで、光が乱反射しやすくなります。これにより、エナメル質の下にある黄色みを帯びた象牙質の色が透けにくくなり、全体として明るく白い歯に見せる効果が得られます。この現象を「マスキング効果」とよびます。
ホワイトニング薬剤の
仕組み

ホワイトニングには、主に2つの方法があります。歯科医院で施術を受ける「クリニックホワイトニング」と、ご自宅で患者様ご自身が行う「ホームホワイトニング」です。なお、それぞれの方法によって使用する薬剤が異なります。
クリニックホワイトニングでは過酸化水素、ホームホワイトニングでは過酸化尿素が主成分として使われています。過酸化尿素は体内で分解されると過酸化水素と尿素に変化するため、いずれの方法も「過酸化水素」がホワイトニング効果の鍵を握っているといえるでしょう。
過酸化水素は、熱や光と反応することで「フリーラジカル(活性酸素)」を発生させます。
このフリーラジカルが、歯の着色の原因である有機成分を分解し、無色の物質へと変化させることで、歯が明るく白く見えるようになります。このように、歯の明度を上げて白く見せる仕組みのため、自然な白さと透明感のある美しい仕上がりが期待できます。なお、このプロセスはあくまで歯の色を変えるものであり、歯そのものを傷つける心配はありません。
ちなみに、過酸化水素は私たちの生活の中でもよく使われている成分です。消毒剤や漂白剤などに使われているほか、低濃度のものは粘膜や血液に触れることで殺菌作用を発揮するため、医療現場では傷の消毒や口腔内の洗浄にも利用されています。
クリニック
ホワイトニング

クリニックホワイトニング(オフィスホワイトニング)では、歯にホワイトニング薬剤を塗布し、光やレーザーを照射することで化学反応を促進させ、歯を白くしていきます。
当院のクリニックホワイトニングでは、ジーシー社製の「コスモブルー」というLED照射器を導入しています。この照射器はLED光源のため発熱が少なく、施術中の患者様への負担を軽減できる点がメリットです。
また、ホワイトニング薬剤には、「ティオンオフィス」を使用しています。これは、同じくジーシー社製の薬剤で、可視光応答型光触媒V-CAT(TiO2-xNx)の応用により、低濃度の過酸化水素でも高いホワイトニング効果を発揮することが特長です。歯への刺激を抑えられるため、ホワイトニング後の知覚過敏のリスクを低減できます。
ティオンオフィス
について

ティオンオフィスは、従来のクリニックホワイトニングの「歯や歯肉への刺激が強い」といった課題を解決する低刺激性と、高いホワイトニング効果を兼ね備えた薬剤です。
この薬剤に配合されているV-CATは、光を照射することで電子を放出し、過酸化水素と反応してヒドロキシラジカルを発生させます。この活性成分が歯の着色原因となる物質を分解し、歯の明度を高めて輝く白さへと導きます。
クリニックホワイトニング
の流れ
- STEP 01
歯の表面の汚れを
取り除く最初に、クリニックホワイトニングの流れや注意点についてご説明し、現在の歯の色味をチェックします。その後、ホワイトニングの効果をより高めるために、歯の表面の汚れを丁寧に除去するクリーニングを行ないます。
- STEP 02
口元と歯肉を保護する
唇の乾燥を防ぐために保湿用のリップジェルを塗布し、フェイシャルシートを装着します。 また、ホワイトニング薬剤が歯肉に触れないよう、専用の保護材(メタクリレート系樹脂)を使用して歯肉をカバーします。
- STEP 03
ホワイトニング薬剤を
塗布する歯の表面を乾燥させた後、リアクター(光触媒V-CAT)を塗布し、再度乾燥させます。 次に、その上からホワイトニング薬剤を塗布します。
- STEP 04
薬剤に光を照射する
歯面に塗布したホワイトニング薬剤にLED照射器で光を当て、薬剤の反応を促進させます。 一定時間照射した後に新しい薬剤へと交換し、もう一度光を当てます。この工程を15分×2セット行ないます。
- STEP 05
効果を確認する
施術後、歯の明るさや変化を確認します。最後にMIペースト(トリートメント剤)を歯の表面に塗布し、歯に必要なミネラルを補給します。
ホームホワイトニング
ホームホワイトニングは、ご自宅でマウストレーと専用のホワイトニング薬剤を使って行なうホワイトニング方法です。
歯科医院で作製したトレーに薬剤を注入し、毎日2時間、2週間連続して装着することで、歯を白くしていきます。クリニックホワイトニングより刺激が少なく、ツヤのある白さが期待できるのが特長です。即効性はありませんが、色戻りしにくいため、できるだけ長く白さを保ちたい方に向いています。
オパールエッセンス10%
について

当院のホームホワイトニングでは、オパールエッセンス10%を使用しています。これは過酸化尿素の薬剤が10%の薬剤で、歯への刺激を抑えながら効果的に歯を白くしていくことができます。痛みに敏感な方や知覚過敏が心配な方にもおすすめです。また、一般的なホームホワイトニング用の薬剤よりも粘性が高く、トレーから流れにくいため、装着時の不快感が少なくすみます。ご自宅でも安心して使用し続けられる薬剤です。
ホームホワイトニングの
流れ
- STEP 01
事前のチェック(診査)
ホワイトニングを始める前に、お口の状態をしっかりと確認します。なお、以下のいずれかに該当する場合は、安全上の理由からホワイトニングを行なうことができません。
- 虫歯や損傷など、健全でない歯がある
- 妊娠中または授乳中である
- 18歳未満である
- 重度の歯周病がある
- STEP 02
歯の汚れや着色を
取り除くホワイトニングの効果をしっかり引き出すため、クリーニングで歯全体の汚れや着色を徹底的に取り除きます。
- 健康保険を利用される場合:約3,300円
- 自費診療(保険なし)の場合:約5,500円
- STEP 03
マウストレーの作製
歯型取りを行ない、それをもとにホームホワイトニング専用のマウストレー(薬剤を入れるトレー)を作製します。
- STEP 04
フィッティングと費用の
ご案内完成したマウストレーをお口に装着していただき、しっかりフィットするかチェックします。
- マウストレー:片顎につき8,800円(税込)
- ホワイトニング薬剤(ジェル):1本 1,100円(税込)
※上下の歯に使用する場合は、12本が目安です。
◼︎ご使用時の注意事項
ホワイトニングは1日あたり約2時間、これを2週間継続して行うことで効果が現れます。
装着中や施術期間中は、以下のような食品・飲料はできるだけ避けてください。
・着色しやすい飲食物(カレー、コーヒー、赤ワインなど)
・酸性の強いもの(炭酸飲料、レモンなど)
アトラスタワー
デンタルクリニックで
治療した症例

当院でホワイトニングを受けられた患者様の症例の一部をご紹介します。
ご自身の歯の色と比較しながら、どのくらい効果が期待できるかの参考にしてみてください。
Q & A
- Q
クリニックホワイトニングの効果はずっと持続するのですか?
A個人差はありますが、一般的には施術から約3〜4ヶ月ほどで徐々に色が戻ってくる傾向があります。白さを保つには、定期的にクリニックホワイトニングを受けていただくことをおすすめしています。また、色が戻る前にホームホワイトニングを始めることでも白さを保てます。より効果的なホワイトニングを求める場合は、初回でクリニックホワイトニングとホームホワイトニングを組み合わせるとよいでしょう。
さらに、効果を持続させるためには、施術後24時間は以下のような飲食や喫煙はお控えください。
・色の濃い食べ物(カレー・チョコなど)
・色素を含む飲み物(コーヒー・紅茶・赤ワインなど)
・炭酸飲料、喫煙
その後も、できるだけこれらを避けることで、白さを長く保つことができます。 - Q
どのくらい白くなるものですか?
Aホワイトニング効果には個人差がありますが、テトラサイクリン歯などの先天的な変色でなければ、ほとんどの方が明らかなトーンアップを実感されています。特に、クリニックホワイトニングとホームホワイトニングを併用する方法は、片方だけを繰り返すよりも効果的で、輝くような白さを目指すことができます。
- Q
被せ物や詰め物も白くなりますか?
Aホワイトニングの効果があるのは天然歯のみとなります。被せ物や詰め物の色には影響を与えませんので、色の差が気になる場合は、ホワイトニング後に周囲の天然歯の色に合わせて作り直すことをおすすめしています。
- Q
ホワイトニングで痛みが出ることはありますか?
A知覚過敏が一時的に生じることがありますが、数時間〜数日以内に自然に治まることがほとんどです。当院では、知覚過敏の予防や軽減のための専用ジェルもご用意しておりますので、安心して施術を受けていただけます。
- Q
ホワイトニングは安全性に問題はありませんか?
A市販のホワイトニング薬剤のなかには、品質や成分に問題のあるものも含まれており、注意が必要です。当院では、アメリカFDA(米国食品医薬品局)で承認された信頼できるホワイトニング薬剤を使用しており、安全性にも充分配慮しています。
治療における注意点
ホワイトニングにともなう一般的なリスク・副作用
・審美性を重視するため自費(保険適用外)での診療となり、保険診療よりも高額になります。
・ホワイトニング用照射器「コスモブルー」「ティオンオフィス」、ホワイトニング剤「オパールエッセンス」は薬機法(医薬品医療機器等法)において承認された医療機器・医薬品で、歯を白くする効果を得られます。
・ホワイトニングには、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングがあります。
・色の白さの度合いには、個人差があります。
・ホワイトニング後、一定期間、色素の沈着が顕著になるとの報告がされています。
・ホワイトニング後、24時間は、着色物質(カレー・コーヒー・ワイン・タバコなど)の摂取を控えてください。ホームホワイトニング施術期間中も同様です。
・ホワイトニング処置中や処置後に、痛みや知覚過敏の症状が生じることがあります。
・ホワイトニングの薬剤に対してアレルギーのある方は、薬剤で口腔粘膜に異常が起こることがあります。その際は、すぐに使用を中止してください。
・ホームホワイトニングはご自分で行なうため、どのような仕上がりになるか予想がつきにくく、歯の白さの調整が難しくなります。
・ホームホワイトニングでの器具の使用方法や薬剤量などが正しく守れているかご自分での判断が難しい場合は、歯科医師または歯科衛生士に相談ください。
・詰め物や被せ物が多い方は、ご自分の歯との色の差が目立つようになることがあります。その部分の色をご自分の歯に近づけることは可能ですが、時間と費用が必要です。
・入れ歯や差し歯など、人工歯は白くできません。
・被せ物を装着している歯には適用できません。
・歯にひびが入っていると、薬剤の影響により歯髄にダメージを与えることがあります。
・抗生物質の影響により歯の変色が著しい方は、ホワイトニングの効果が出にくい場合があります。
・「無カタラーゼ症」の方は、薬剤に含まれる過酸化水素を分解する酵素がないため、ホワイトニングはできません。
・薬剤の影響があるため、妊娠中や授乳中の方は控えてください。
歯科用ミネラルパック(MIペースト)の使用にともなう一般的なリスク・副作用
・ミネラルやCPP-ACP(リカルデント)を含んだ口腔ケア製品です。
・自費(保険適用外)での診療となり、保険診療よりも高額になります。
・リカルデントガムと同じ牛乳由来成分 CPP-ACP が含まれているため、牛乳アレルギーの方には使用できません。
◦薬機法において承認されていない医薬品「歯科用ミネラルパック(MIペースト)」について
当院でご提供している「歯科用ミネラルパック(MIペースト)」は、薬機法(医薬品医療機器等法)においてまだ承認されていない医薬品となりますが、当院ではその有効性を認め、導入しています。
◦未承認医療機器に該当
薬機法上の承認を得ていません(独立行政法人 医薬品医療機器総合機構ウェブサイトにて2025年4月18日最終確認)。
◦入手経路等
株式会社ジーシーより入手しています。
◦国内の承認医療機器等の有無
国内では、歯科用ミネラルパック(MIペースト)と同様の性能を有した承認医薬品は存在しない可能性があります(独立行政法人 医薬品医療機器総合機構ウェブサイトにて2025年4月18日最終確認)。
◦諸外国における安全性等にかかわる情報
情報が不足しているため、ここでは歯科用ミネラルパック(MIペースト)の諸外国における安全性等にかかわる情報は明示できません。今後重大なリスク・副作用が報告される可能性があります。
◦医薬品副作用被害救済制度・生物由来製品感染等被害救済制度の救済対象外
国内で承認を受けて製造販売されている医薬品・医療機器(生物由来等製品である場合に限る)・再生医療等製品による副作用やウイルス等による感染被害で、万が一健康被害があったとき、「医薬品副作用被害救済制度」「生物由来製品感染等被害救済制度」などの公的な救済制度が適用されますが、未承認医薬品・医療機器・再生医療等製品の使用は救済の対象にはなりません。また、承認を受けて製造販売されている医薬品・医療機器・再生医療等製品であっても、原則として決められた効能・効果、用法・用量および使用上の注意に従って使用されていない場合は、救済の対象にはなりません。
日本では、完成物薬機法対象外の矯正装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。
※当該未承認医薬品・医療機器を用いた治療の広告に対する注意事項の情報の正確性について、本ウェブサイトの関係者は一切責任を負いません。