口臭
唾液は、とにかく優れた物質です。唾液には強力な自浄作用があります。ガムを噛むと唾液が分泌され、口の中の歯周病菌や、虫歯菌を洗い流します。キシリトールが配合されたガムが最近多いですが、ガムを噛むという事は、キシリトールによる成分の効果を期待するだけでなく、唾液の分泌に非常に有効です。
朝起きた時の口臭が気になるのはなぜでしょうか。 寝ている間は唾液の分泌量が低下して、ドライマウスになり口の中が乾燥します。 口の中の頬の内側の粘膜や、舌の粘膜は、新陳代謝によって常に剥がれ落ちています。
それは、日中でも、夜寝ている間でも、同じです。 日中起きている間は唾液の分泌が活発ですから、剥がれ落ちた粘膜は一緒に流して飲み込んでいます。 それが寝ている間は唾液の分泌がストップしているので、剥がれ落ちた粘膜を流してくれません。 それにより口の中に停滞し、剥がれ落ちた粘膜が残留して腐ってきてしまいます。粘膜はたんぱく質ですから、たんぱく質が腐る事により、硫化水素と、メチルメルカプタン、ジメチルサルファイド、この3つの臭いの原因となる有害物質が発生するのです。