審美歯科におけるセラミック治療

審美歯科とは

審美歯科とは、虫歯や歯周病などの治療による歯の機能回復や改善だけではなく、歯や歯茎の色、歯並び、口元の表情といった美しさの獲得と、それを維持することを目的とした歯科治療です。これは見た目だけではなく、金属アレルギーの方にも用いることができる治療になります。 例えば、虫歯やかけた歯を治療する場合には、保険適用であれば通常は銀歯を用います。しかし、保険適用外にはなりますが、セラミックを用いることによって、天然歯に近い状態を再現できます。 歯並びを治すことは矯正と審美に大きく分かれます。矯正治療を審美歯科に含める先生もいますが、当院では別で考えています。審美の場合は、セラミックを被せる治療法のことを指します。 また、セラミック治療のほかにも、歯茎のメラニンの着色をレーザーで除去したり、歯の色を白くするホワイトニングも審美歯科の1つです。 今回は、審美歯科におけるセラミック治療についてお伝えします。

セラミック治療について

セラミック治療の種類には、大きく分けると「インレー」、「クラウン」、「ブリッジ」、「ラミネートベニア」の4つがあります。素材によって適する部位が異なりますので、ご自身の症状に合った治療をお選びいただくためにも、それぞれの特徴をご紹介します。

◇インレー

奥歯の小さな虫歯の場合は、「インレー」と呼ばれる詰め物をして治します。 治療方法としては、保険適用であれば、「メタルインレー」という12%金銀パラジウム合金のものを用います。一方、審美歯科治療であれば、詰め物を「イーマックスインレー」にすることによって、天然歯に近い色で作ることができるのです。

◇クラウン

歯の形が悪い場合やちょっとした歯並びを改善したい場合は、「クラウン」と呼ばれる被せ物をセラミックで作ることによって、白くてきれいな歯並びを得ることができます。 セラミッククラウンにはオールセラミッククラウンとメタルボンドクラウンがあり、オールセラミッククラウンは金属を一切用いないため、審美性に優れ、金属アレルギーのある方でも安心です。 一方、メタルボンドクラウンはプラチナやパラジウム合金などのメタルフレームでセラミックを裏装するためブリッジなどにも耐えうる強度が十分にあります。

◇ブリッジ

歯が欠損しているところにブリッジを作る場合は、より強度の強い「メタルボンド」あるいは「ジルコニアブリッジ」を用います。これによって、きれいな白い歯で歯の欠損を補うことができるのです。 メタルボンドは、金属にセラミックをボンドしたものなので、裏がメタルになります。また、セラミッククラウンよりも頑丈であるという特徴があります。

◇ラミネートべニア

歯の色を改善したい場合は、歯の表面をわずかに削って、「ラミネートべニア」というセラミックのシェルを歯の表面に張り付けることによって治療します。 歯を削る量がクラウンよりも少なくて済み、神経を残した治療が可能なのが特徴です。ただし、歯の表面に張り付けるだけなので、出っ歯を引っ込めるなどの治療には適していません。ラミネートべニアは、あくまでも色を白くする場合と、歯を少し大きくしたい場合に用いる治療法です。

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