セルフでできる歯を白くする5つの方法
はじめに
白く輝く美しい歯を手に入れたいと考えている方であれば審美歯科でのホワイトニングを検討しているかもしれませんが、歯を白くするのは自宅でも可能です。 ここでは、審美歯科に通わず自宅で歯を白くする方法をいくつかご紹介します。
ホワイトニング用歯磨き粉
ホワイトニング用の歯磨き粉を使用するというのは、もっともスタンダードな自宅でできる方法です。審美歯科でホワイトニングの施術を受けるのに比べると費用もリーズナブルなため、手軽にチャレンジできる方法ではないでしょうか。現在ではさまざまなメーカーからホワイトニング用の歯磨き粉がリリースされており、一度試してみる価値は十分あります。 実際にどの程度の効果が期待できるかというと、審美歯科でホワイトニングの施術を受けたときほど白くはなりません。どうしても限界はあり、多少白く綺麗になる程度です。ホワイトニング用の歯磨き粉には研磨剤をはじめとする成分が含まれていますが、メーカーや製品によって含まれる成分は異なります。含まれる成分によってセールスポイントが変わってきますが、効果そのものはそこまで大差ありません。
◇使用方法
歯磨き粉を使って、ブラッシングするように歯磨きをしていきます。もちろん、歯を白くすることが目的なので、そこを意識しながらブラッシングすることが大切なポイントです。もともと歯が白い方だと高い効果を得られますが、相当汚れが目立つ方にはあまりおすすめしません。
◇メリットとデメリット
メリットとしては、手軽でリーズナブルということが挙げられます。 一方、デメリットとしては、そこまで大きな効果を得られないということです。先述の通り、もともと歯が白い方であれば効果を期待できますが、汚れが酷い場合にはあまり大きな効果を得ることはできないでしょう。
◇注意点
研磨剤入りのホワイトニング用歯磨き粉を使用すると、一時的に歯を白くできるものの歯が着色しやすくなります。歯の表面に傷がついてしまうため、どうしても着色しやすくなるのです。 手軽に始められるホワイトニング用歯磨き粉ですが、メリットとデメリット、注意点を理解したうえで使用するようにしてください。
市販の歯のマニキュア
マニキュアと聞くと、爪をキレイに彩ってくれるものを想像する方が多いでしょう。しかし、歯のマニキュアが存在することをご存知でしょうか。 歯のマニキュアは文字通り歯に使用するタイプのマニキュアで、専用の塗料を歯に塗布することでキレイにすることができます。市販の歯のマニキュアを購入して自宅で行うことが可能ですが、歯科医院で施術を受けることも可能です。
◇使用方法
まずはブラッシングで歯をキレイに磨きます。歯が汚れているとマニキュアが綺麗に塗れないため効果も半減してしまいます。まずはキレイに歯を磨きましょう。次に歯を乾燥させますが、このときに唇と歯茎のあいだにコットンなどをかまして歯に付着している水分を飛ばします。水分が残っていると上手に塗ることができないため注意してください。 マニキュアはなるべくスピーディに塗らなくてはなりませんが、少量ずつ一度に塗ることがポイントです。ムラができてしまわないように手早く塗らなくてはなりません。全て塗ることができたら10秒ほど乾かします。10秒もあればしっかり乾かすことができますが、重ね塗りしている場合だと乾くまでに時間がかかってしまうことがあります。
◇メリットとデメリット
歯のマニキュアのメリットとしては短時間で歯をキレイにすることができ、しかも費用もリーズナブルということが挙げられます。市販されているマニキュアであれば2000円程度で手に入れることができるため、費用対効果は高いのではないでしょうか。 デメリットとしてはマニキュアが剥がれやすい、持続力も少ないということが挙げられます。歯科医院で行う施術でもだいたい2ヶ月程度の持続期間なので、自宅で行う場合はさらに短くなります。
市販の歯の消しゴム
文房具の消しゴムは誰もが一度は使ったことがあるはずですが、歯の消しゴムと呼ばれるアイテムもあります。これは歯の表面に付着している汚れを落とすことができる消しゴムで、タバコのヤニやステインなども落とすことが可能です。歯のあいだの汚れがブラッシングではなかなか取れない、キレイにならないという方にはおすすめです。
◇使用方法
まずは歯と消しゴムの水分をしっかりと除去します。水分があると汚れをキレイに落とすことができないため注意しましょう。次に、白くしたい歯に対して消しゴムをあてて優しく擦っていきます。この優しくという部分がポイントなので覚えておきましょう。白くしたい歯を消しゴムで擦ったら水でうがいをします。使っているときに消しゴムが汚れてしまった場合は、1ミリほどカットするのもポイントです。
◇メリットとデメリット
自宅で簡単に始められるのは大きなメリットでしょう。専用の消しゴムさえ手に入れることができれば自宅で試すことができるため、わざわざ歯科医院に足を運ぶ必要もありません。また、小さなものなので持ち運びもでき、外出先で使用することもできます。場所を選ばずに使えることもメリットの一つです。 一方のデメリットは、磨きすぎると歯をいたずらに傷つけてしまう恐れがあります。歯の表面をゴシゴシと擦って汚れを落とすため、どうしても歯にダメージを与えてしまうことがあります。 また、すべての方が大きな効果を感じられるわけではなく、効果に個人差があるのはデメリットと言えるでしょう。
◇注意点
歯の消しゴムを使うときは、歯茎を擦らないように気を付けてください。歯茎を擦ってしまうとダメージが与えられ、歯茎から出血してしまう恐れもあります。また、力強く擦れば効果がアップするという性質のものではないため、あまり力を入れすぎてはいけません。磨きすぎると歯が綺麗になるどころか余計汚くなってしまう恐れもあるので、適度に優しく擦ってあげることが大切です。
重曹
どこの家の台所にも必ずといってよいほど常備されている重曹には、歯をキレイにする効果があることをご存じでしょうか。電子レンジやコンロなどの油汚れを除去するのにも重曹が重宝することから、何となくイメージができる方もいるかもしれません。そこで、家庭にある重曹を用いて歯をキレイにする方法をご紹介します。
◇使用方法
基本的には歯磨きと同じ要領で使用します。歯ブラシに歯磨き粉をつけ、そこに一つまみ程度の重曹を振りかけます。あとは通常のブラッシングと同じように歯磨きをするだけです。まったく難しくはない用法なので試してみてはいかがでしょう。
◇メリットとデメリット
重曹で歯をキレイにする方法のメリットとしてはコストが低いということが挙げられます。仮にご家庭に重曹がない場合でもスーパーやドラッグストアなどでいつでも購入できます。数百円程度で手に入るため、ホワイトニング用歯磨き粉などを購入するよりも遥かにコストは低いでしょう。 また、歯科医院にかかることなく自宅でホワイトニングが可能となり、やり方も簡単なので今日からでもすぐお試しすることができます。 一方、デメリットとしては効果に個人差があることが挙げられます。すべての方に効果があればいいのですが、中にはあまり効果が現れないような方もいます。歯の状態は人によってまちまちなので、思った以上の効果が現れないケースも少なくないです。 充分にキレイになる方がいる一方で、ほとんどキレイにならないという方がいるのも事実です。個人差があることは覚えておきましょう。
◇注意点
歯をキレイにするために使用する重曹は食用です。食用でないタイプの重曹を使うと、飲み込んでしまったときに人体へ悪影響を及ぼす可能性があります。使用する重曹は絶対に食用を選びましょう。 また、やり過ぎてしまうと歯を傷つけてしまう可能性があるため、注意しなくてはなりません。
ホワイトニングペン
現在ではホワイトニングペンというアイテムも販売されています。これは、歯用のマニキュアと同じように歯に塗るだけで簡単に歯を白く見せることができ、手軽さから高い人気を誇っています。
◇使用方法
使い方は極めて簡単です。歯の表面にホワイトニングペンで薬剤を塗布し、塗り終わったらもう一度重ね塗りをします。1~2分ほど乾燥させ、歯ブラシで汚れを落とすだけで完了です。非常にシンプルで、手軽な方法であることが人気の理由ではないでしょうか。
◇メリットとデメリット
ホワイトニングペンは1本2500円程度で販売されており、リーズナブルかつ手軽に歯の美しさを取り戻すことも可能でしょう。なるべく費用をかけず、しかも手軽に歯を美しくしたい、輝きを取り戻したいという方におすすめできる方法です。 また、ホワイトニングペンは携帯に便利なアイテムなので、出先などで気になったときにサッと使用できるのは魅力的です。実際、ホワイトニングペンを日頃から携帯しているという方や、ビジネスシーンなどで活用している方も少なくありません。手軽にサッと歯をキレイにできるのはホワイトニングペンならではの魅力です。 一方、デメリットは効果の持続時間が短いことが挙げられます。せっかく歯をキレイにすることができても、そこまで長期間維持できるわけではありません。どちらかというと効果が短いと言えます。また、この方法も個人差が大きいため、人によっては想像していたよりも効果を感じられないかもしれません。
まとめ~審美歯科も視野に~
自宅でできるホワイトニング方法をいくつかご紹介してきましたが、本格的に歯をキレイにしたいのなら審美歯科も視野に入れてみましょう。セルフでできることには限界があるため、審美歯科で施術を受けるほどの美しさを手に入れることはできません。もちろん、費用はかかるものではありますが、それ以上の効果を得ることはできるでしょう。 本格的にキレイにしたい方や、セルフでやるような時間はないという方は、審美歯科で施術を受けることをおすすめします。