インプラントって痛くて怖いの?治療内容やメリット・デメリットを解説

歯を失った場合の治療法としてインプラント治療を検討する人は多いですが、インプラントは手術が必要で不安に感じてしまう人も少なくありません。しかしインプラントの正しい知識があれば、治療に対する不安を軽減できるはずです。

この記事では、インプラント治療のメリット・デメリットだけでなく術式まで説明します。
インプラント治療はどのように行なうのかをより詳しく理解し、インプラント治療に対する不安を解消していきましょう。

インプラント治療とは

インプラント治療とは、歯がない場所の顎の骨にインプラント体という人工歯根を埋め込み、その上から上部構造という人工歯の被せ物を装着して欠損部を修復する治療法です。治療で使用されるインプラント体は、生体親和性の高いチタンやチタン合金が使用されています。

インプラント治療って痛いの?

インプラント治療は手術が必要な治療であり、「大がかりな治療」「痛そう」「怖い」などのイメージを持ってしまう人も多いのではないでしょうか。

麻酔をしてからインプラント手術を行なうので、「それほど痛みを感じなかった」という人が多いです。なかには麻酔が切れてから痛みを感じる人もいますが、痛み止めの薬が処方されるので安心しましょう。ただし、骨造成などの追加処置を行なっている場合は、通常のインプラント手術よりも痛みが出る可能性があります。

また、手術後に腫れる可能性もあります。腫れは術後2〜3日がピークで、徐々に落ち着いていきます。インプラントの手術後は、運動や喫煙、飲酒に関する注意事項がありますので、腫れや痛みがひどくならないようにするためにも歯科医師の指示に従いましょう。

インプラント治療の流れ

ここでは、インプラント治療がどのように行なわれるのかを詳しく解説します。インプラント治療の流れを理解することで、恐怖心を軽減できるでしょう。

カウンセリング

インプラントの治療期間や費用、メリット・デメリットなどを説明し、患者さんが不安を感じることなく治療を受けられるよう疑問に答えます。気になることや不安に感じていること、こうして欲しいなどの希望はカウンセリング時に歯科医師に伝えておきましょう。

CTスキャンで歯を検査

インプラント治療を行なう上で、CT撮影は非常に重要です。CT撮影をすることによって骨の厚みや神経の位置を立体的に確認できるので、より正確な位置にインプラント体を埋入できるようになります。

検査結果を元に治療計画を立てる

カウンセリングで患者さんの悩みや希望を聞き、それらを解決できるように検査結果を元に治療計画を立てます。改めて治療計画を患者さんに伝え、インプラント手術の日程などを相談します。

インプラント手術(一次手術)

麻酔をしてから歯茎を切開し骨を露出させます。ドリルで骨に穴をあけ、治療計画通りにインプラント体を埋め込みます。骨量が十分にある場合は、一次手術だけで済むことがあります。その場合は、一次手術の際にインプラント体と被せ物を結合させる時に必要なアバットメントも連結させます。

一次手術・二次手術に分けて手術を行なう場合は、一次手術の時に感染を避けるためにも、インプラント体を覆って粘膜を縫合します。

インプラントと骨が結合するのを待つ

インプラント体と骨がしっかり結合するまで、治癒期間をおきます。上顎の場合は6ヶ月程度、下顎の場合は3ヶ月程度が目安です。骨の状態や追加処置の有無などによって治癒期間は多少前後します。

インプラント手術(二次手術)

二次手術では、麻酔をしてから再度粘膜を切開して、一次手術の際に埋めたインプラント体にアバットメントを結合させます。

人工歯を装着

最終的な被せ物の型取りを行ない、噛み合わせの状態を十分に確認してから人工歯をセットします。

定期的なメンテナンス

人工歯をセットして終わりではありません。インプラント治療は定期的なメンテナンスが必須です。メンテナンスを受けることでインプラントの状態を確認でき、長持ちさせることに繋がります。インプラント治療を受けるのであれば、定期的なメンテナンスを受ける必要があることを理解しておきましょう。

インプラント治療のメリット

歯を失った時にインプラント以外にも入れ歯やブリッジの治療法がありますが、インプラントには入れ歯やブリッジに勝るメリットがいくつかあります。

頑丈で長持ちする

インプラントは人工歯根であるため、虫歯になることはありません。そのため、後々虫歯治療が必要になったり、虫歯でインプラントがダメになるリスクも低いです。ただし、インプラントは虫歯にはなりませんが、歯周病になる可能性はありますので、日々のケアと定期的なメンテナンスは必要です。

審美性に優れている

インプラント体を埋めた後、上部構造といわれる最終的な被せ物を装着します。歯と同じ形をした被せ物をセットするので、見た目だけだとインプラントを埋めているのか分からないほど自然で美しい仕上がりになります。

本物の歯と同じように咀嚼ができる

インプラントは天然歯と同じ力で噛むことができ、噛む力は入れ歯やブリッジよりも強いです。そのため、ストレスなく今まで通りの食事ができるのもポイントです。

インプラント治療のデメリット

インプラント治療はメリットがたくさんありますが、デメリットもあります。インプラント治療のデメリットは以下のとおりです。

保険が適用されないため治療費が高くなる

インプラント治療は保険適用外となるので自由診療になります。そのため、費用は歯科医院によって異なりますが、1本30万円以上かかることが多いです。骨造成などの追加処置を行えば、さらに費用が加算されます。

治療期間が比較的長い

ブリッジ治療や入れ歯治療のように型取りをしてすぐに完成するわけではありません。まずはインプラント体を顎の骨に埋め込み、骨とインプラント体がしっかりと結合するのを数ヶ月待つ必要があります。症例や治療部位によって治療期間が異なりますが、インプラント治療は一般的に半年程度かかることが多いです。

歯科医院で定期的なメンテナンスが必要

インプラント治療を受けたあとは定期的なメンテナンスが必須です。メンテナンスでは、歯茎の状態をチェックし専門的なクリーニング、噛み合わせのチェックなどを行ないます。このメンテナンスを怠ると、気付かないうちに歯周病が進行してインプラントがダメになってしまう可能性もあります。

定期的なメンテナンスに通うという条件のもと、インプラントの保証を設けている歯科医院もあります。せっかく高額な治療費を払ってインプラント治療を受けたのであれば、インプラントを長持ちさせるためにも必ず定期的なメンテナンスを受けるようにしましょう。

まとめ

「怖い」「痛い」というイメージがつきがちなインプラント治療ですが、実際は手術時に麻酔をするので痛みをほとんど感じない人が多いです。インプラント治療は見た目も自然で美しく、自分の歯のようにしっかり噛めるようになります。入れ歯やブリッジのように他の歯に負担を与えない点も大きなメリットといえるでしょう。

後から後悔しないためにも、インプラント治療のメリットだけでなくデメリットも十分に把握しておきましょう。そして不安なことや心配なことがある場合は、インプラント治療を受ける前に歯科医師に相談することが大切です。

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