実績のあるマウスピース矯正とは?インビザライン矯正について解説!

インビザラインは、世界シェアナンバー・ワン(※日経トレンディ2022年11月号よりhttps://info.nikkeibp.co.jp/media/TRE/atcl/mag/100300107/)のマウスピース矯正です。
マウスピース矯正は、従来のワイヤー矯正よりも、目立ちにくい・痛みが少ないといったことから、急速に人気が高まっている歯列矯正方法です。

マウスピース矯正は、生産・提供する企業も多いのですが、その中でもインビザラインは多くの歯科医師が利用する信頼性の高い矯正治療といわれています。

インビザライン矯正の仕組みや、メリット・デメリットもご紹介していきます。
これから矯正を始めようとしている方への選択肢のひとつになれば幸いです。

マウスピース矯正とワイヤー矯正

はじめに、マウスピース矯正について従来のワイヤー矯正との違いをおさらいしておきましょう。

一般的に歯列の矯正といえば、ワイヤー装置によるものでした。現在でも主流な矯正方法ですし、ワイヤー矯正の手法も、短期間で終わらせるなど技術的な工夫や進歩もみられます。といっても、ワイヤー矯正は、

  • 見た目が悪い
  • ずっとワイヤーをつけているので痛い
  • 器具で歯磨きがしにくい

といったデメリットが伴います。

一方、マウスピース矯正は、透明なマウスピースを歯に装着し、徐々に歯を動かして歯列を整えていく矯正です。そのため、

  • 見た目が気にならない
  • 緩やかなスピードで歯を動かすため痛みや刺激も少ない
  • 器具を取り外すことができるのでブラッシングもしっかりとできる

といったワイヤー矯正では当たり前のデメリットを軽減できる面があります。

しかし、矯正する歯や口内の状態によって適した矯正方法はさまざまです。
患者さんにとって矯正方法の選択肢が増えた点は喜ばしいですが、どの治療がよいのか決めかねるといった悩みもあることでしょう。まずは、ワイヤー矯正・マウスピース矯正それぞれの特徴を理解することが大切です。

インビザラインはマウスピース矯正の最大手

冒頭でもお伝えしましたが、インビザラインは、世界シェアナンバー・ワンのマウスピース矯正です。
アメリカ「アライン・テクノロジー社」が開発した商品・サービスで、日本では2006年から提供されています。

2022年6月には、世界で1300万人がインビザラインを使用したと報告されています(※日経トレンディ2022年11月号よりhttps://info.nikkeibp.co.jp/media/TRE/atcl/mag/100300107/)。インビザラインの矯正は、年齢問わず子どもから矯正が可能です。そのため、インビザライン使用者の数も大きくなっているといえるでしょう。

2022年には「見た目が悪い」歯科矯正のイメージを覆すかのように、グッドデザイン賞を受賞しています。

インビザラインは、歯科矯正時の見た目の悪さ・痛みといったリスクを減らし、歯科矯正への高いハードルを低くしてきたのです。

また、アメリカではきれいな歯並びに対する意識が非常に高いといわれています。矯正治療への理解も高く、「矯正している姿を見られたくない/恥ずかしい」と思いがちな日本とは真逆です。ハリウッドスターやニュースキャスターなど、人前に立つことが増えてくる立場になると、矯正を行う人々が多いという実態もあります。スターのビフォー・アフターを比べてみるのも面白そうです。

このようなアメリカの土壌もあって、矯正に対しての工夫や開発が進みました。インビザラインが登場し、発展していった経緯は、矯正に対しての人々のリテラシーの変化も影響しているといえそうです。

インビザラインのステータスランクとは

インビザラインは世界中で通用している歯科矯正ですが、「どの歯科医師に相談しても大丈夫」ではありません。
インビザラインには症例数による「ステータスランク」が歯科医院に与えられています。このステータスランクも1年ごとにリセットされるので、古い実績のままということはなく、常にインビザライン矯正に通じているかどうかを最新の情報として見ることが可能です。

ステータスランクは以下のとおりに定められています。

  • ブロンズプロバイダー:年間症例数1~10
  • シルバープロバイダー:年間症例数11~20
  • ゴールドプロバイダー:年間症例数21~50
  • プラチナプロバイダー:年間症例数51~100
  • プラチナエリートプロバイダー:年間症例数101~150
  • ダイヤモンドプロバイダー:年間症例数151~400
  • ブラックダイヤモンドプロバイダー:年間症例数401~750
  • ブルーダイヤモンドプロバイダー:年間症例数751~1000
  • レッドダイヤモンドプロバイダー:年間症例数1001以上

法人の場合は総計となるため、比較的上位のランクを獲得しやすい傾向です。
一般に矯正治療の専門歯科医では、矯正治療の年間症例数が100症例弱といわれています。

「なるべく失敗したくない」という思いは、どなたも同じかと思います。
そこで、一つの選び方として症例数の多い歯科医院での矯正治療を検討してみるという考え方もあるかもしれません。

インビザラインのデメリット

歯科矯正を身近なものにしてきたインビザラインですが、デメリットもあります。
とはいえ、これからお伝えすることはインビザラインに限ったことではなく、マウスピース矯正全てにおけるデメリットといえるでしょう。

  • 歯の動きに合わせてマウスピースを何十枚も変えなければならない
  • 装着時間を自分で守らなければならない

マウスピース矯正は、緩やかに歯を動かしていきますが、歯が動く状態に合わせてマウスピースを交換していきます。少なくても20枚以上、多ければ70枚以上交換するケースもあります。

また取り外しが自由にできるメリットがある一方で、1日のうち決められた装着時間を自分で管理しなければいけません。

寝る前にうっかりはずしたままにしてしまった日が続くと、計画通りに歯が動かなくなってしまいます。

インビザラインのメリット

インビザラインのメリットはいくつもありますが、とりわけ着目されるのは以下の点です。

  • 目立たず痛みの少ない治療法である
  • 世界中で実績がある

ひとつめは、マウスピース矯正全般にいえることです。透明なマウスピースタイプの矯正装置を用いるため、治療中にとにかく目立たず、見た目の面ではほぼ今まで通りの印象で過ごすことができます。

またワイヤー矯正で用いる金属の装置がないので、お口の内側を傷つけることもなく、違和感も比較的少ないといえます。金属を一切使わないため、アレルギーがある方も治療を受けられます。

さらに、インビザラインは世界中で多くの症例がある点は前述したとおりです。やはり数多く提供されていることは、医療を選択する上ではとても大切な観点であるといえます。

まとめ

いかがでしたか?
今回は「インビザライン」についてまとめました。
矯正方法のひとつとして、検討していた方もいらっしゃるかもしれません。

歯列矯正は、さまざまな選択肢がある昨今です。治療中の見た目や予算の他にも、治療方法の実績や信頼性があるかどうかも重要なポイントになり得ます。
時間と費用をかける治療だからこそ、今回ご紹介したように、さまざまな観点から自分に最適な矯正方法は何かを考えてみると良いでしょう。

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