審美歯科と一般歯科の違いとは?

審美歯科と一般歯科の違いについて、皆さんはご存じでしょうか?
「なんとなく聞いたことがあるけど、はっきりとはわからない」なんて方も多いかと思います。

そこで今回は、「審美歯科と一般歯科の違い」から「審美歯科で行える治療」について詳しくお伝えしていきます。

審美歯科と一般歯科の3つの違い

まずはじめに、「審美歯科と一般歯科とはなにか?」を説明します。

審美歯科とは

歯を含めた口元の美しさに重きを置いた治療です。美容目的の歯科治療との考えもあり、美容歯科といわれることもあるでしょう。

「歯を白くてきれいにしたい」「銀歯をなくしたい」「歯並びを整えたい」といったニーズに応えることが可能です。
見た目の美しさだけでなく、食べる・話すという機能面にも満足できる歯科治療を目指します。

一般歯科とは

虫歯・歯周病・親知らず・入れ歯など日常的に起こるお口の中のトラブルに対しての治療です。
口腔内の機能面を改善するとともに、定期的なメンテナンスも行います。

さて、審美歯科と一般歯科を比べたときにどんな違いがあるのでしょうか?

①治療の目的が異なる

審美歯科の場合、噛み合わせや歯並びを整えることで機能面を回復させると同時に、お口をあけたときの審美性の向上も目指しています。
口元のコンプレックスを治して見た目を美しくしたい方には、審美歯科が向いているでしょう。

一方、一般歯科の場合、食べ物をしっかり噛めるようにしたり、正しく発語できるようしたりなど、日常生活を送るうえで困らないようにするために治療を行います。
審美歯科と異なり、見た目よりも機能回復を優先した治療といえるでしょう。

②保険診療か自費診療かの違い

歯の治療は、施術のやり方や材料に応じて保険診療と自費診療にわかれます。

審美歯科は、口元の美しさを追及する治療のため基本的に自費診療です。
審美歯科の治療費は、使用する材料・器械に応じるのはもちろん、歯科医院によっても異なります。

一般歯科は、虫歯や歯周病といった歯の病気に対する治療のため、ほとんどのケースで保険診療が適用されます。そのため、費用を抑えることができます。

「保険適用かそうでないか」が審美歯科と一般歯科の大きな違いといえるでしょう。

③使用する歯科材料・仕上がりが異なる

審美歯科と一般歯科では、治療の際に用いる材料に違いがあります。
虫歯を取り除いたあとの修復方法を例に説明すると、審美歯科は見た目を重視した治療のためセラミックやジルコニアなど審美性・耐久性に優れた材料を用いることが可能です。
治療後の見た目も、まわりの歯となじむ自然な仕上がりになるでしょう。

一方で、一般歯科で使用する歯科材料は保険診療で決められたものから選択します。
銀歯といわれる合金や、プラスチックのレジンがその代表といえるでしょう。
保険の適用条件を満たせば、プラスチックとセラミックが混ざった材料を使用できる場合もあります。
これらは審美歯科で用いる材料と比べて、審美性・耐久性はそれほど優れていないものの、しっかり噛むことができます。

ここまで、審美歯科と一般歯科の違いについて説明しました。
次項では審美歯科で受けることができる治療を紹介していきます。

審美歯科で行える治療

審美歯科で行える治療として代表的なのは、以下の方法があげられます。

・ホワイトニング
・マウスピース矯正
・クリーニング
・オールセラミッククラウン
・ラミネートべニア
・メタルボンド

ここではそれぞれの治療についてみていきましょう。

歯を本来の白さに導くホワイトニング

ホワイトニングとは、歯にホワイトニングジェルを塗布して光を照射し、歯本来の白さを少しずつ取り戻したり、歯の明るさを保ったりする治療方法です。

審美歯科で実施するホワイトニングには、クリニックで行う「クリニックホワイトニング」、ご自宅で行う「ホームホワイトニング」、歯科医院とご自宅で行う「デュアルホワイトニング」の3つがあげられます。
それぞれにはメリット・デメリットがあり、費用も異なるため、歯科医師に相談して自分に合った方法を見つけましょう。

マウスピース矯正

歯列矯正はデコボコした歯並びや出っ歯、受け口といった不正咬合を改善する治療方法です。歯列矯正と聞くと、ワイヤー矯正を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?
審美歯科のひとつであるマウスピース矯正とは、透明なマウスピースを用いるため、目立ちにくく、痛みも少なく済みます。
取り外し可能なので、メンテナンスがしやすく普段通りに歯磨きが行えることで虫歯のリスクも軽減できます。

専用器械を用いた徹底的なクリーニング

虫歯や歯周病の予防として一般歯科でも行われているクリーニングですが、審美歯科でも行う場合があります。
審美歯科のクリーニングは、着色汚れや歯石がかなり付着している場合に、専用器械を用いて徹底的に歯を掃除します。また、再度着色汚れや歯石が付かないようきれいに磨き上げも行います。

歯の健康や美しさを保つためにも、クリーニングを定期的に受けることをおすすめしています。

自然な色合いと透明感が特徴のオールセラミッククラウン

オールセラミッククラウンとは、土台から表面まですべてセラミックでできた被せ物です。
セラミックは陶器と同じ材料で、黄ばみといった変色が少なく済み、透明感があり耐久性にも優れています。
天然歯のような美しさがあるため、前歯部分の治療におすすめされることが多くあるでしょう。

さらに、セラミックは歯石などの汚れが付着しにくく、歯との間に隙間が生じにくいため、虫歯の再発リスクを抑えることができます。
また、金属を使用していない材料であるため金属アレルギーの心配もありません。

歯の変色や隙間が改善できるラミネートべニア

ラミネートベニアは、歯の表面を削り薄いセラミックのチップを「付け爪」のように貼り付けていく方法です。
ホワイトニングでは本来の白さに戻らない変色した歯やすきっ歯、ガタガタした歯並びを整えるために用いられます。
他の治療方法と比べて通院回数が少なく済むことから、短時間で歯の色・形・隙間を改善することができるといえるでしょう。

土台が金属で表面がセラミックでできたメタルボンド

メタルボンドとは土台が金属で、表面がセラミックでできた被せ物です。
土台が金属であるため耐久性に優れ、表面はセラミックなので自然な透明感があり、目立ちにくいというメリットがあります。
また汚れが付着しにくいため、歯周病や虫歯のリスクが低くなります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
今回のコラムでは、審美歯科と一般歯科の違いから審美歯科で行える治療について解説しました。

審美歯科とは、歯の機能面の回復とともに、口元の美しさに重きを置いています。
多くの場合で自費診療となりますが、セラミックやジルコニアなど審美性・耐久性に優れた歯科材料を用いた治療ができます。
治療後の見た目が美しく、自然な仕上がりになるのが特徴です。

一般歯科とは、虫歯や歯周病など日常生活を送るうえで欠かせない機能面を優先した歯科治療となります。
食べ物をしっかり噛めるようにしたり、正しく発語できるよう導いたりします。
審美歯科と異なり、保険診療のため費用を抑えることが可能です。

当院では、保険診療から自費診療まで幅広く対応しています。
「歯が痛い」「歯ぐきが腫れている」といったお口のトラブルはもちろん、口元の見た目のお悩みなど、ぜひ一度ご相談ください。
歯の状態や理想の仕上がりに応じて、適切な治療内容を提案いたします。

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