インビザラインのデメリットを解説!

透明で目立たないことから人気のインビザラインですが、メリットだけでなくデメリットも存在します。

「費用はどれくらいかかるの?」
「本当に目立たないの?」
「治療期間はどれくらい?」
「痛みはあるの?」

など、インビザライン治療を検討する上で気になることが多いのではないでしょうか。

この記事では、インビザラインのデメリットをわかりやすく解説します。

メリットや費用、注意点も合わせて紹介しますので、インビザライン治療を検討している方はぜひ参考にしてください。

インビザラインのデメリット

「インビザラインって良いって聞くけど、実際はどうなの?」「デメリットもちゃんと知っておきたい」このように思っている方もいるのではないでしょうか?

インビザラインは多くのメリットがある一方で、いくつかのデメリットがあるのも事実です。ここでは、下記にあげたインビザラインのデメリットを詳しく解説します。

  • 費用が高い
  • すべての症例に対応できるわけではない
  • 自己管理が必要
  • アタッチメントが目立つ場合がある
  • アライナーの装着時間が長い
  • 発音しにくいことがある
  • 熱い飲み物が飲めない
  • 治療期間が長引く場合がある
  • 矯正後に後戻りする可能性がある
  • マウスピースが破損した場合は追加費用が発生する

費用が高い

インビザラインは従来のワイヤー矯正に比べて費用が高額になる傾向があります。これは、マウスピースの作製に高度な技術が必要で、また費用がかかるためです。

インビザラインのアライナー(マウスピース)は一人ひとりのお口の状態に合わせて3Dプリンターなどの技術を用いて精密に作製されます。そのため、従来のマウスピース矯正よりも製作コストが高くなってしまうのです。

治療費は症例や医院によって異なりますが、概ね50万円〜100万円程度が目安となります。

すべての症例に対応できるわけではない

インビザラインは軽度から中等度の歯列矯正には効果が期待できますが、重度の不正咬合や顎変形症などには対応できない場合があります。また、歯根の状態や骨格によっては治療が難しいケースもあります。

自己管理が必要

インビザラインは、1日に20時間以上アライナーを装着する必要があります。食事や歯磨きの時以外は、常に装着していなければなりません。

アライナーの装着時間が短いと、歯の動きが計画通りに進まず、治療期間が長引いたり、治療効果が得られない場合があります。また、アライナーの洗浄や管理も自分で行う必要があります。

アタッチメントが目立つ場合がある

アタッチメントとは歯の表面につける小さな突起物で、アライナーの装着を安定させたり、歯の動きをコントロールしたりするために使用されます。

アタッチメントは歯の色に近い素材で作られていますが、場合によっては目立つことがあります。

ただし、インビザライン治療をする方全員がアタッチメントを装着するわけではありません。歯並びの状態によっては、アタッチメントを付けずに治療を進めるケースもあります。

アライナーの装着時間が長い

インビザラインのアライナーは、先述のとおり1日に20時間以上装着しなければならないため、慣れるまでは違和感やストレスを感じる場合があります。

また、食事や会話の際にアライナーを取り外す必要があるため、不便を感じることがあるかもしれません。

なお、アライナーをしたまま食事をすると着色や変形、破損の原因となります。虫歯のリスクも高まるため、食事の際は必ずアライナーを取り外しましょう。

発音しにくいことがある

アライナーを装着することで、発音しにくくなる場合があります。特に、サ行やタ行の発音が難しいと感じる方が多いようです。一般的には徐々にアライナーに慣れることで少しずつ解消されていきます。

熱い飲み物が飲めない

インビザラインのアライナーは熱に弱いため、熱い飲み物を飲むと変形してしまう可能性があります。そのため、コーヒーやお茶を飲む際は、一度冷ましてから飲むようにしましょう。

治療期間が長引く場合がある

アライナーの装着時間を守らなかったり、アライナーの紛失や破損などが発生した場合、治療期間が長引く可能性があります。

矯正後に後戻りする可能性がある

インビザラインに限らず、矯正治療後は歯が元の位置に戻ろうとする力が働きます。後戻りを防ぐためには、保定装置を指示通りに装着することと、定期的な検診を受けることが大切です。

アライナーが破損した場合は追加費用が発生する

インビザラインのアライナーは小さくて薄いので、紛失したり破損したりする可能性があります。紛失や破損した場合は再製作が必要となり、追加費用が発生します。

アライナーの再製作費は歯科医院や症例によって異なるため、治療の相談段階で確認しておくのがおすすめです。

インビザラインのメリット

インビザラインは、透明なマウスピース型の矯正装置を用いた歯列矯正治療です。従来のワイヤー矯正とは異なり、金属製のブラケットやワイヤーを使用しないため、口元が目立ちにくく、審美性に優れています。

一人ひとりのお口の状態に合わせて作製されたアライナーを、決められた期間ごとに交換していくことで、歯を徐々に理想的な位置へと動かしていきます。

インビザライン治療には以下のようなメリットがあります。

  • 目立ちにくい:透明なアライナーなので、装着していても周りに気づかれにくい
  • 取り外し可能:食事や歯磨きの際はアライナーを取り外せるので、口腔内を清潔に保ちやすい
  • 痛みが少ない:ワイヤー矯正に比べて、痛みや違和感が少ない
  • 金属アレルギーの心配がない:金属を使用していないため、金属アレルギーの方でも治療を受けられる

インビザラインに向いている人・向いていない人

ここまでインビザラインのデメリットとメリットを解説してきましたが、ご自身がインビザラインが向いているのかどうかが気になるところだと思います。ここではインビザラインが向いている人と向いていない人を簡単に記載します。

インビザラインが向いている人

インビザラインが向いていない人

  • 軽度から中等度の歯列不正の方 
  • 審美性を重視する方
  • 自己管理ができる方
  • 金属アレルギーの方
  • 重度の歯列不正の方
  • 顎変形症の方
  • 歯周病が進行している方
  • 協力的な治療が難しい方(例:小さなお子さん) 

インビザラインとワイヤー矯正の比較

歯列矯正治療には、インビザライン以外の矯正装置を用いた治療方法があります。ここでは従来から用いられてきたワイヤー矯正治療とインビザラインの特徴を比較してみましょう。

項目

インビザライン 

ワイヤー矯正 

目立ちやすさ 

目立ちにくい

目立つ

取り外し

可能

不可

痛み

少ない

比較的多い

費用

高い

比較的安い

治療期間

1年〜3年

1年〜3年

適用範囲

軽度〜中等度

軽度〜重度

当院のインビザライン治療

当院では、豊富な経験と実績を持つ歯科医師が、患者様一人ひとりに適したインビザライン治療を提供しています。治療前のカウンセリングでは、患者様の歯並びやご希望を丁寧に伺い、治療計画をわかりやすくご説明します。

治療の流れは以下のとおりです。

  1. 無料相談:実際にお口の中を拝見し、期間・お見積もり等をご提案させていただきます。
  2. 検査:口腔内、顔面の撮影、X線写真の撮影を行います。
  3. 結果説明:検査から2〜3週間後に検査結果を基に作製したシミュレーションをご覧いただきます。
  4. 装置装着:1〜2ヶ月分のアライナーをお渡しします。
  5. 通院:2ヶ月に一度のペースでご来院いただき、進行度合いをチェックさせていただきます。問題がなければ次のアライナーをお渡しします。(1年〜3年)
  6. 保定:最終ステップのアライナーをそのまま保定装置(リテーナー)として使用していただきます。

インビザラインのデメリットを理解し、自分にあった矯正治療を選びましょう

インビザラインは目立ちにくく、取り外し可能なことから人気のある矯正方法ですが、費用や治療期間、自己管理が必要なことなど、いくつかのデメリットも存在します。

矯正治療を検討する際は、メリットだけでなくデメリットも理解した上でご自身のライフスタイルや希望に合った方法を選択することが大切です。

当院では無料相談を実施していますので、インビザライン治療についてご興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。

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