目立たないワイヤー矯正で歯並びを改善!

歯列矯正で欠かせない「ワイヤー矯正」ですが、装着する装置が銀色のため見た目が良くないと気にされて、治療を躊躇してしまう方も多いです。

しかし、近年目立たないワイヤー矯正ができるようになったことをご存知ですか?

目立たないワイヤー矯正にはいくつか種類があり、下記の通りです。

  • ホワイトワイヤーと審美ブラケット
  • 舌側矯正(裏側矯正)

この記事では目立たないワイヤー矯正について、その特徴やメリットとデメリットをご紹介します。

これまでのワイヤー矯正

「ワイヤー矯正」は、歯の表側に銀色で金属製の「ブラケット」と呼ばれる装置を取り付け、そのブラケットに金属のワイヤーを通し固定することで歯を動かしていく矯正方法です。一般的に矯正治療と聞いてイメージされやすい方法が、この銀色で金属製を用いたワイヤー矯正かと思います。

口を開けると装置が非常に目立つため、口を開けたり、笑うことに抵抗を感じてきた方は多いのではないでしょうか?

矯正に興味がある、歯並びを治したいけど、治療中の見た目が気になると、矯正治療に抵抗感があった方にぜひ知っていただきたいのが、「目立たないワイヤー矯正」です。

装置が進化!目立たないホワイトワイヤーと審美ブラケット

歯列のワイヤー矯正はかなり進歩してきており、目立たないワイヤー矯正を選ばれる方も増えてきています。

ワイヤー矯正では、先ほど述べたようにワイヤーとブラケットの2つのパーツを組み合わせて行います。それぞれに目立たなくするための素材や色が取り入れられるようになりました。

ホワイトワイヤー

ホワイトワイヤーとはその名の通りで、白い色のワイヤーを使用した矯正で、歯の色に馴染み、金属製のようにギラギラと目立つことがありません。

この白いワイヤーには2種類あります。1つ目は銀色のワイヤーを白く塗装したものです。2つ目はロジウムという特殊な金属を加工したものです。これらは「耐久性」が異なります。
前者の場合は、使用期間が長くなるほど塗装の色が剥げてきてしまい、やがて銀色に変わるおそれがあります。それに対して、後者の場合はそのようなことが起こることはほとんどありません。

長期間にわたる矯正治療ですので、ワイヤー矯正の目立ちにくさと耐久性を重視したい方には「ロジウム」をおすすめします。

審美ブラケット

ブラケットの場合は、白色または透明色のものもあります。

これまで用いられてきた銀色のブラケットは金属製でしたが、白色または透明のブラケットはセラミックもしくはプラスチック製です。

プラスチック製とセラミック製にはそれぞれに違いがあります。

プラスチック製のブラケット

プラスチック製の場合、比較的費用が抑えられる点がメリットです。デメリットは、一旦着色してしまうと元に戻すことができなくなってしまい、ワイヤー矯正をしていることが目立ってしまう点です。

セラミック製のブラケット

当院で使用しているブラケットは全てセラミック製です。セラミック製のブラケットには下記のメリットがあります。

  • 着色したり汚れることがほとんどないので、衛生的な口内環境を維持することができる
  • ほとんど全ての歯列矯正のケースに対応できる
  • 変色しない
  • 耐久性があり、壊れづらい
  • 金属アレルギーの方でも使用できる

このようにメリットも多いことから、セラミック製をおすすめします。
また、セラミック製のブラケットにも種類があります。

  • ジルコニアセラミック
  • サファイアブラケット

それぞれの特徴についてご紹介します。

ジルコニアセラミック

ジルコニアセラミックは耐久性に定評があり、宝飾用の人工ダイヤモンドにも使用されている素材です。
デザインもコンパクトで、矯正治療で感じやすい違和感が少ないと言われます。金属アレルギーの方も安心してご利用できます。

サファイア・ブラケット

人工サファイアを用いたセラミック製ブラケットです。最も透明度が高いため、全く目立たないという特徴があります。こちらも金属アレルギーをお持ちの方も安心してご利用可能です。

目立ちにくい舌側矯正(裏側矯正)

ワイヤー矯正の装置が進化し、目立ちにくい装置を選択することができるようになりましたが、ワイヤー矯正の進化は装置だけではありません。
歯の「表側」にワイヤー器具を装着するのが一般的ですが、他にも方法があります。

それが舌側矯正(裏側矯正)です。「ぜっそく」と読みます。「リンガルブラケット」、「インコグニト」と呼ばれることもあります。

その名の通り、歯の裏側にワイヤーとブラケットを装着する矯正です。

当院で使用している舌側装置は世界最小のタイプですので、装着した時でも食事や咀嚼をする際に違和感やストレスを感じることなく生活することができます。

この矯正方法を行うことで、下記のようなメリットがあります。

  • 周囲に矯正治療中であることが知られにくい
  • 前歯が引っ込みやすくなる
  • 舌で前歯を押す「舌癖」を予防するため、矯正後の前歯の後戻りを防げる
  • ブラケットが外れにくい
  • 技術を身に付けている歯科医師による治療であれば、表側矯正と同じくらいの治療期間で済む

しかし、この舌側矯正(裏側矯正)にもデメリットがあります。歯の表側に施す矯正よりも費用が高額になる傾向がある点や、装着後しばらくはサ行とタ行の発音がしづらいといった点です。発音については装置を装着してしばらく経つと慣れてきますので、心配はいりません。

また、舌側矯正(裏側矯正)にも種類があります。
上下すべての裏側に装置を装着する「フルリンガル」と、目立ちやすい上の歯は裏側、下の歯は表側に装置を付ける「ハーフリンガル」と呼ばれる方法です。
ハーフリンガルはフルリンガルに比べると費用を抑えられる、発音へ影響が少なくすむといったメリットがあります。

番外編:透明なマウスピース矯正

ワイヤーやブラケットを使った矯正は、異物感があったり、歯磨きなどのケアが行き渡らずに、虫歯になりやすいといったデメリットがあります。

そこで注目されるようになったのが、透明なマウスピースのタイプの矯正装置です。当院でも取り扱っているマウスピース矯正のインビザラインは、世界100カ国以上で520万人以上もの治療実績があると言われています(2022年6月時点【公式】インビザライン|インビザライン ・ジャパン株式会社 (invisalign.co.jp))。

インビザラインでは、口内の状態を3Dコンピュータソフトによる解析を利用して、カスタムメイドのマウスピースを制作します。

「アライナー」という透明なマウスピースを2週間ごとに入れ替え、ゆっくりと歯を動かしていきながら矯正を進めます。マウスピース矯正のメリットは下記の通りです。

  • 歯磨きや食事時などは取り外しができ、常に装置を歯に固定しておく必要がない
  • 取り外しが可能なので衛生的
  • 透明なので目立ちにくい
  • ワイヤー矯正と比較すると痛みが少ない

メリットの多いマウスピース矯正ですが、デメリットもあります。
決められた装着時間(平均すると1日20時間以上)をしっかり守らないと計画通りに矯正が進まないため、ワイヤー矯正に比べると自己管理ができるかどうかに治療結果が左右されてしまいますので、ライフスタイルなども考慮して、ご自分に一番あった矯正方法を選ぶことが大切です。

まとめ:目立たないワイヤー矯正で治療中も笑顔を!

歯の矯正は虫歯治療などとは違い、治療完了まで数年かかることもあります。

矯正期間中に、思いきり笑うことができない、常に口元を気にしているというのは非常に残念なことですし、ストレスにもなるでしょう。

矯正治療でお悩みの方は、なりたい歯並び、ライフスタイル、予算など、まずは歯科医院に相談してみましょう。

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