「ホワイトニングって歯がどれくらい白くなるの？」
「ホームホワイトニングと、オフィスホワイトニングではどちらの方が効果が続くの？」
「ホワイトニング効果を長持ちさせるためのコツは？」
「ホワイトニングの歯磨きは効果があるの？」

皆さんは、ホワイトニングの効果について、このような疑問をお持ちではありませんか？

この記事では、ホワイトニング治療に関して詳しく解説します。

近年「歯のホワイトニング」をうたった歯磨き粉が数多く販売されています。

ホワイトニングを目的とした歯磨き粉には、汚れの付着や着色を防ぐための成分である「分割ポリリン酸ナトリウム」や「ヒドロキシアパタイト」という成分が含まれています。
しかし、歯のホワイトニング効果を十分に感じるためには歯磨き粉だけでは不十分です。

それでは効果を実感できるホワイトニング治療はあるのでしょうか。次に歯科医院で行うホワイトニング治療をご紹介します。

歯科医院でのホワイトニング治療には3種類あります。

• ホームホワイトニング
• オフィスホワイトニング
• デュアルホワイトニング

ホームホワイトニングとは、その名の通り「自宅で行うホワイトニング」のことです。ホームホワイトニングは3週間ほどかけてゆっくりと歯を白くしていくため、自然な白さやツヤを出すことができます。

歯科医院で作製したマウスピースとホワイトニング専用の薬剤を使用します。ドクターの指示に沿って、自宅でマウスピースを装着してホワイトニング治療を実施します。自宅でできるとはいえ、定期検診も兼ねて歯科医院でホワイトニングの状況をチェックするようにしましょう。

ホームホワイトニングを受けるには、歯科医院で専用のマウスピースを作製、ホワイトニング用の薬剤の準備ができたらその後は自宅でマウスピースを装着するだけなので、自分の好きなタイミングでホワイトニングをすることができます。

また、時間をかけて歯を白くするためホワイトニングの効果が長く続く点もメリットでしょう。のちほどご紹介するオフィスホワイトニングよりも効果の持続が期待できます。

そして、オフィスホワイトニングよりもコストが抑えられるというメリットがあります。

通院して行う施術ではないのがメリットである反面、自宅で行うため装着時間を守るといった自己管理が必要な点はデメリットと言えます。
ホームホワイトニングで使用するマウスピースは、基本的に毎日装着します。毎日30分程度装着するものから、就寝中ずっと装着する必要があるものまでさまざまです。また、マウスピースのお手入れも必要なので、こういった点が手間だと感じる方にはオフィスホワイトニングをおすすめします。

ゆっくり時間をかけて歯を白くしていくため、効果を感じるまでに時間がかかります。そのため、短期間で歯を白くしたいといった即効性を求める方には不向きな方法と言えるでしょう。

また、ホームホワイトニング直後は数時間ほど飲食の制限があります。これはお茶やコーヒー、そしてチョコレートなどの飲食物によって、ホワイトニングの効果が薄れてしまうためです。

下記の飲食物を控えるように推奨されています。

• 色が濃い食材と調味料：カレー、ケチャップ、チョコレート、緑黄色野菜等
• 色が濃い飲料：お茶、コーヒー、赤ワインなど
• 酸性度が高い食べ物：レモン、マスタード、からしなど
• 豆腐などイソフラボンを含んだ食べ物

オフィスホワイトニングとは、歯科医師や歯科衛生士によって行われるホワイトニング治療です。

専用の機械と高濃度の薬剤を使って行われるホワイトニング治療なので、短期間でホワイトニングの効果を感じることができます。
そのため、面接や結婚式など、大事なシーンまで時間がないといった方にも選ばれるホワイトニング治療です。

最大のメリットは一度の施術で効果を感じられる即効性と言えるでしょう。

ホワイトニングの知識を持っている歯の専門家が1本1本歯の状態に合わせて薬剤を塗布していくので、白さが均一で仕上がりがきれいなことも特徴です。
ホワイトニングの途中に薬剤の影響でしみるといった知覚過敏の症状が出てしまった場合も、すぐに対処ができることもメリットの一つです。

また、ホワイトニングを行う前には歯石の除去や口内のクリーニングをするため、虫歯や歯周病の早期発見につながるといったメリットもあります。

即効性が魅力のオフィスホワイトニングですが、強い薬剤を使用するため治療後に知覚過敏といった症状が出る場合もあります。

どこまで白くなるか、白くできるかには個人差がありますが、ほとんどの方が1回の施術（30～60分）で効果を感じられると言われています。
希望の白さにもよりますが3〜6回ほど施術する方が多いようです。効果の持続期間がホームホワイトニングに比べると短く、白さを維持するためには1年に1回ほど定期的にホワイトニングを行う必要があります。

デュアルホワイトニングは、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを掛け合わせたもので、オフィスホワイトニングを行ったあとにホームホワイトニングに移行します。

それぞれのホワイトニング治療のメリットを享受でき、「早く、そしてより長く」ホワイトニングの効果を出すことができます。
しかし、コストがかかる点と、ホワイトニング中に知覚過敏が起きやすいという点がデメリットです。

ホワイトニング効果が続く期間は生活習慣によって異なるため一概には言えませんが、おおよその期間は下記の通りです。

オフィスホワイトニングであれば3ヶ月から1年ほど続きます。
ホームホワイトニングの場合は、ゆっくりと時間をかけて歯を白くしていくため、効果が長持ちし、6ヶ月から1年ほど効果が続くでしょう。

ここではホワイトニングの効果を長持ちさせるための3つのコツをご紹介します。

着色汚れにつながる飲食物をとったら、汚れが歯にこびりつく前に水で口の中をゆすぐようにしましょう。

歯科医院で定期的に歯の検診やクリーニングを受診することで、ホワイトニング効果を持続させることができます。
歯周病や虫歯の予防にもつながるので、ぜひ定期検診を受診しましょう。

「分割ポリリン酸」は、歯の汚れを落としたり、汚れが付着しないようにするための成分です。また、この成分は歯周病、虫歯、そして知覚過敏の予防にも効果があります。
分割ポリリン酸を含んだトリートメント剤やコーティング剤を使うことで、ホワイトニング効果がより長く続くでしょう。

この記事では、歯科医院で行われているホワイトニングの種類、それぞれの特徴とメリット・デメリットなどを解説しました。

ご自分に合ったホワイトニング治療をして、白くて美しい歯を手に入れましょう！