インビザラインとは?メリット・デメリットや着脱のコツを解説

マウスピース矯正のひとつであるインビザラインをご存知でしょうか。インビザラインは金属製のブラケットにワイヤーを通すブラケット矯正と比べて、歯科医院への通院回数が少なく済んだり、目立たなかったりします。多くのメリットがあるインビザラインですが、従来のブラケット矯正に比べればまだ知られていません。

この記事では、インビザラインのメリットやデメリット、着脱のコツを解説します。インビザラインに興味がある方は参考にしてください。

インビザラインとは

インビザラインとは、マウスピース矯正のひとつで歯にマウスピースを装着し矯正していく治療法です。90か国以上で導入されており、治療の研究とともに普及が進んでいます。

インビザラインの具体的な矯正方法として、マウスピースを一日20時間以上装着し歯を少しずつ整えていくのが特徴です。マウスピースの形も歯の動きに合わせて変える必要があり、基本的には1〜2週間の間で新しいマウスピースに交換します。

インビザラインのメリット

ここからは、インビザラインのメリットについて解説します。

マウスピースが透明なので目立ちにくい

インビザラインでは透明なマウスピースを装着するため目立ちにくいです。そのため、矯正治療中でも口元の見た目を気にしなくてよいでしょう。

通院回数が少ない

インビザラインでは、治療を始める前に歯科医師から3Dシミュレーションによる治療計画が説明されます。その際に治療計画に沿ったマウスピースをすべて作製します。
マウスピースの交換は自分で行うため、歯科医院への通院頻度が少なく済みます。一般的に1〜3か月に一回、経過観察を行うために歯科医院へ行く人が多いようです。

ブラケット矯正よりも負担が少ない

ブラケットやワイヤーといった装置を使うブラケット矯正とは異なり、口内の違和感が少なく会話もしやすいです。

また、ブラケット矯正では歯の一箇所に力を加えて歯並びを整えていきますが、インビザラインは歯全体をマウスピースで覆いながら矯正を行います。歯にかかる負担が分散され、歯が移動するスピードがゆっくりなため、ブラケット矯正よりも痛みが軽減されるようです。

しかし、痛みが完全にないわけではないので注意しましょう。新しいマウスピースに変えた直後や取り外した後は痛みが発生しやすいです。

マウスピースを取り外せる

ブラケット矯正では食べ物がワイヤーに引っかかり歯みがきなどのケアがしづらいのですが、マウスピースは取り外せるため、歯みがきもいつも通りに行えます。ケアのしやすさは、虫歯や歯周病の予防につながります。

インビザラインのデメリット

ここからは、インビザラインのデメリットについて解説します。デメリットを理解することで「思っていたものとは違った」といったすれ違いを防ぎましょう。

マウスピースを長時間装着しなければならない

インビザラインはマウスピースを長時間装着することが前提です。装着時間をしっかり守らなければ歯が移動せず効果は現れません。装着が面倒になったり、マウスピースを外している時間が長かったりすると、作製したマウスピースが歯にはまらなくなります。
そうなってしまうとマウスピースを一から作り直さなければいけないため、費用と時間が無駄になります。

歯の症状によっては治療できない

歯並びが悪すぎる人はインビザラインを行えないこともあります。そのような場合は最初にブラケット矯正を行って、ある程度歯並びを整えた後にインビザラインに移行します。

人によっては着脱に時間がかかる

インビザラインでは食事をする際はマウスピースを外します。マウスピースは歯にしっかりと密着しているため、人によっては着脱に時間がかかってしまうこともあります。

インビザラインの付け方

ここからは、インビザラインの正しい付け方を解説します。間違った付け方をしてしまうとマウスピースが破損してしまいます。正しい付け方をするためにも以下のことを意識しましょう。

歯並びに合わせて奥歯からはめる

インビザラインを付ける際は奥歯から順にはめていきます。たとえば、右側の奥歯からはめたら小臼歯・前歯と進み、続いて左側の小臼歯・奥歯の順にはめるとやりやすいです。この際、マウスピースが曲がり破損することがあるため、優しくゆっくりとはめるようにしましょう。

マウスピースと歯の間にすき間がないか確認する

マウスピースをすべて歯にはめたら、指で押してすき間がないか確認しましょう。マウスピースを半分くらいはめて残り半分を嚙みこんではめる人もいるようですが、破損や変形の原因になるためしてはいけません。必ず指で最後まで押しはめて、すき間がないか確認しましょう。

チューイーを噛んですき間をなくす

チューイーとは、シリコンでできたロールチューブで、マウスピースと歯のすき間を完全になくすための道具です。嚙む順番に関してはとくに指定はありませんが、前歯はすき間が発生しやすいため念入りに嚙むようにしましょう。チューイーを噛んだ直後は歯に圧迫感が出ますが、これはマウスピースがしっかりと装着されている際に現れる症状なので気にしなくてよいです。
チューイーは使っていくうちに効果が薄くなっていくため、定期的に新しいものと交換する必要があります。

インビザラインの外し方

一般的にインビザラインは付ける時よりも外す時の方が難しいとされています。インビザラインをうまく外せない人は、以下のことを意識することが重要です。

奥歯のマウスピースから外す

まずは奥歯のマウスピースから外します。奥歯にはまっているマウスピースの内側に人差し指の爪を引っ掛けて外します。最初のうちは鏡を見ながら行うとよいでしょう。また、前歯からマウスピースを外してしまうと破損しやすくなるため、必ず奥歯から外すようにしましょう。

上顎のマウスピースは下に、下顎のマウスピースは上に引っ張る

マウスピースと歯の間に爪を引っ掛けたら上顎の場合は下に、下顎の場合は上に引っ張ります。力任せに外そうとするとマウスピースが変形したり歯茎を傷めたりします。優しくゆっくりと引っ張りましょう。左右どちらかの奥歯のマウスピースが取れたら今度は反対側の奥歯も同様にして外します。片方だけ外して取り外そうとすると破損につながるため、必ず左右両方の奥歯を外すことが重要です。

指でつまんで優しく取り出す

両手の親指と人差し指でマウスピースをつまみ、ゆっくり取り出すことが重要です。片手ではなく両手を使うことで、変形・破損を防げます。

正しい取り扱いを理解することが重要

この記事では、インビザラインのメリットやデメリット、着脱のコツを解説しました。インビザラインはブラケット矯正よりも負担が少ないですが、気を付けなければならないことも多くあります。

適切な取り扱いをしなければ治療の効果はなく、マウスピースの破損にもつながります。時間と費用を無駄にしないためにもインビザラインをしてみたいと考えている人は、この記事を参考にしてください。

news
ニュース

ニュースの新着記事

歯科コラム

歯科コラムの新着記事

取材情報

取材情報の新着記事

調査結果

調査結果の新着

RESERVATION
               
contact us
お問い合わせ
Access
医院案内
アトラスタワーデンタルクリニック医療法人社団山手会
住所
153-0051
東京都目黒区上目黒1-26-1
アトラスタワー2F.3F
アクセス
東横線・日比谷線中目黒駅徒歩30秒
電話番号

2F) 03-5721-4188

3F) 03-5724-3604

診療時間 日・
祝日
10:30-13:00
15:00-19:30
アトラスタワーデンタルクリニック