インプラント治療を途中でやめたらどうなる?そのリスクを徹底解説

「引っ越しでインプラント治療が中断してしまった。どうすればいいの?」
「インプラント治療を途中でやめたらどうなるの?」

インプラント治療を受けている方またはインプラント治療を検討している方で、このような疑問をお持ちの方がいるかもしれません。

インプラント治療を途中でやめてしまうと、さまざまなリスクを引き起こす可能性があります。インプラント治療は時間がかかることを理解し、治療計画をきちんと立ててから治療をスタートさせましょう。

この記事では、インプラント治療を途中でやめてしまった場合に引き起こされるリスクについて詳しく解説します。

インプラント治療とは?

インプラント治療とは、顎の骨にチタンやチタン合金でできた人工歯根を埋め込む手術のことを指します。

骨の中に埋め込む部分を「インプラント体(人工歯根)」と呼び、そこに連結するパーツ(アバットメント)を取り付けてから被せ物(上部構造)を被せます。

インプラント治療には、以下のメリットがあります。

  • 天然の歯と同じ感覚で噛むことができる
  • 外れるリスクがほとんどない
  • 異物感を持つことなく話すことができる
  • セラミックやジルコニアの被せ物を使用すると、天然の歯と見た目がほとんど変わらない
  • 丈夫で長持ちする

しかし、残念ながら下記のようなデメリットもあります。

  • 保険適用外の治療になるので、治療費が全額自己負担で高額になる
  • 治療期間が長くかかる
  • 定期的なメンテナンスが必要
  • 麻酔を使用した手術が行われる

インプラント治療が受けられない人

インプラントとは顎の骨に埋め込む人工歯根のことを指します。インプラントは1本の歯から全ての歯まで対応できます。

インプラント治療は歯を失った方、歯槽膿漏や虫歯で歯を失った方、そして先天的に歯がない方におすすめな治療方法です。

しかし、下記に当てはまる方はインプラント治療を受けられない可能性があるので注意してください。

  • 全身の健康状態が良くない
  • 顎の骨が強くない
  • 高血圧症や心臓疾患などの循環器系の疾患を持っている
  • 喘息などの呼吸器系疾患を持っている
  • 糖尿病や骨粗しょう症の既往歴がある

インプラント治療の流れ

インプラント治療は下記のような流れで行われることが一般的です。

Step1:カウンセリング・治療計画の立案・検査
Step2:インプラント手術
Step3:人工歯の装着
Step4:メンテナンス

それぞれの工程についての詳細はこちらの記事(https://8wa.jp/topics/20230131/)で紹介しているので、興味がある方はこちらも併せてお読みください。

インプラントの治療にかかる期間

インプラント治療にかかる期間は、部位や個人差があるため一概には言えませんが、一般的には3ヶ月から1年ほどです。

手術そのものは1~2日と短期間で済みますが、インプラントと骨の結合に時間がかかります。

インプラント治療を途中でやめた時に起こるリスク

インプラント治療は長期にわたって行う治療であることから、転居、生活スタイルの変化、経済状況の変化などさまざまな理由でインプラント治療を途中でやめてしまう方がいます。
しかし、インプラント治療を途中でやめてしまうと様々なリスクが引き起こされます。

ここでは、それらのリスクについて1つずつ解説します。

仮歯が壊れたり外れる

仮歯を装着してから途中でやめてしまうと、仮歯が外れたり壊れたりする可能性があります。仮歯はあくまで「仮の歯」です。一時的なものであるため、あまり耐久性がないということを忘れないでください。

仮歯が欠けてきたり、すり減ってきたらすぐにかかりつけの歯科医院で治療を再開することをおすすめします。

最終歯が合わなくなったり、インプラントが外れる可能性がある

プラスチック製の仮歯を使用している場合、長時間使用していると摩耗してしまい、歯間に隙間ができてしまいます。そして、噛み合わせが悪くなってしまうケースもあるでしょう。そのような状態になってしまうと、最終歯が合わなくなってしまったり、埋入しているインプラントが外れてしまう可能性があるのでさらに治療期間が長引いてしまいます。

見た目に悪影響が出てしまう可能性がある

プラスチック製の仮歯は着色しやすいため、着色による汚れや仮歯自体の変色よって見た目に悪影響が出てしまう可能性があります。

また見た目だけでなく、口臭も引き起こすこともあるため注意が必要です。

細菌感染しやすくなってしまう

仮歯を使用することで細菌感染を防ぐことができます。しかし、仮歯を長期間使用していると摩耗してしまいヒビが入ってしまうことがあり、そのヒビから細菌が入り込んで細菌感染を引き起こしてしまう可能性が出てくるでしょう。
また、プラスチック製の仮歯は汚れがつきやすいこともあり、長期使用していると歯茎の炎症が出ることもあります。

治療期間が長引き、費用がかさむことがある

最終歯の型取りをして、口の中に合わせる前の段階で治療をやめてしまうと、その型が合わずにアバットメントと被せ物の間に隙間ができてしまい、最悪の場合は作り直しということもあります。

そのような事態が起こってしまうと、さらに費用がかさみ、治療期間を長引かせてしまうことにつながるでしょう。

インプラント治療を途中でやめないために

インプラント治療を途中でやめてしまうと様々なトラブルやリスクを引き起こす可能性があることを理解していただけましたか?

つづいてインプラント治療を途中でやめないためのコツをご紹介します。

思いつきで治療を開始させない

インプラント治療は長期にわたり行うものです。そのため思いつきで治療するのではなく、少なくとも数年先までのライフプランを考えてから治療を検討することをおすすめします。

自分に合った歯科医院で治療を受ける

インプラント治療は保険適用外であるため高額治療になります。そして歯科医院によって金額が大きく異なるため複数の歯科医院で見積もりを出してもらい、費用の比較検討をすることをおすすめします。

他にも、ドクターとの相性、治療期間、歯科医院への通いやすさなども考慮し、納得した上で治療に入ることで途中でやめるリスクをなくすことにつながるでしょう。

まとめ

インプラントの治療は時間がかかり、経済的にも大きな負担がかかります。
しかし、その治療を途中でやめてしまうとさらに状況が悪化して、治療が長引いてしまうことを覚えておきましょう。

そのようなことがないように、インプラントの治療を受けるときは、将来のライフプランについて考えたり、複数の歯科医院を比較検討した上できちんと納得してから治療に入るようにしましょう!

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