歯列矯正を後悔する理由10選!後悔しないために必要なことは?

高額でリスクも伴う歯列矯正は、始めるまでに躊躇してしまう人も多いでしょう。「どの歯科医院がいいのかわからない」「ほんとになりたい歯並びになるの?」など、不安要素が多いからこそ、徹底的に調べてから行いたいものです。

今回は、歯列矯正を後悔する理由と、後悔しないために必要なことについて解説します。

歯列矯正を後悔する理由10選

まずは、歯列矯正を後悔する主な理由を10選ご紹介します。
歯列矯正のリスクをできるだけ避けるためにも、歯列矯正を始める前に確認しておきましょう。

歯列矯正後に歯並びが元に戻った

歯列矯正では一度生え揃った歯を動かすため、歯並びが元に戻ってしまうことがあります。大人の歯は動かすことを想定して生えてこないため、元に戻る力が働くからです。
この現象は「後戻り」と呼ばれており、矯正器具を外してすぐの状態がもっとも戻りやすいです。

矯正期間が長い

大人になってから矯正を行うと、矯正期間の長さに後悔してしまう人が多いです。
大人の歯は動かしづらく、痛みが出ないように少しずつ動かします。
人によっては治療の延期が必要になる場合もあり、想定よりも矯正期間が延びることもあるため注意が必要です。

矯正に痛みを伴う

歯列矯正は一般的に痛みを伴います。実際に歯列矯正を始めてから思っていた以上の痛みに後悔してしまう人も多いようです。とくに矯正器具のつけ始めは痛みが強く出る傾向にあります。

また、ワイヤー矯正であればワイヤーを付け替える時、マウスピース矯正の場合は新しいマウスピースに交換したタイミングで痛みを感じることがありますが、こちらも少しずつ慣れてきますので、過度な心配は不要です。

矯正費用が高い

矯正費用が高いことも歯列矯正を後悔してしまう原因の一つです。費用は人によって異なりますが、一般的に80~120万円ほどかかります。
なかには抜歯などの手術を必要とする場合もあり、カウンセリングを行わなければ明確な費用は分かりません。歯科医院によっては追加で費用が必要になることもあり、あとから後悔したという人も多いでしょう。

イメージした歯並びではなかった

歯列矯正は主に噛み合わせを重視して行われるため、イメージしていた歯並びと異なる場合があります。
とくに抜歯を必要とする場合、顎の大きさや噛み合わせを考慮して抜く歯を決めるため、左右非対称になることも少なくありません。
ほかにも、歯と歯の間に隙間が現れることがあります。これは、「ブラックトライアングル」と呼ばれ、歯を動かす力に歯茎や骨がついていかないことが原因です。

虫歯や歯周病になった

矯正器具をつけることで、虫歯や歯周病になることがあります。歯列矯正後に発生した虫歯や歯周病のほとんどは、歯磨きを十分にできていないことが原因です。
とくにブラケットを装着するワイヤー矯正では隙間ができやすく、念入りに歯磨きをしないと食べカスが残りやすくなります。

矯正後に顔が変わったように感じた

歯列矯正後に「矯正前の顔のほうが好きだった」と感じる人がいます。
これは抜歯により口元の形が変わり、シワやたるみが出てしまうことも原因のひとつです。
ほかにも、頬がこける・顔がゆがむ・鼻の下が伸びるなどの影響を及ぼすことがあります。

仕事や学校が忙しく通院できなくなった

年単位で時間が必要となる歯列矯正は、通院できなくなることがデメリットとして挙げられます。器具を装着したあとも定期的に通院が必要となるため、住む場所が変わるなど、ライフスタイルに変化がある場合は要注意です。

系列の歯科医院で治療を継続してもらえることもありますが、転院となると初めからやり直す、追加の費用がかかることがあるため、基本的には治療を始めた歯科医院で治療を完了することが理想です。

噛み合わせが悪く顎関節症になった

歯列矯正は見た目だけでなく、噛み合わせをよくすることも考慮した治療です。しかし、矯正後に噛み合わせが悪くなったり、顎関節症になってしまう人がいます。これは、治療後の見た目だけしか考えずに治療を行ってしまったことが原因です。

治療中は噛み合わせが変わるため違和感があることも多いですが、治療終了後の噛み合わせに違和感があるのは問題です。ほかにも、矯正器具が邪魔になって噛む力が衰えたり、顎を正常な位置に戻しきれないことが大きく影響します。

歯茎がやせ細ってしまった

歯列矯正を始めてしばらくすると、歯茎が痩せてきたと感じる人がいます。これは歯肉退縮と言われるもので、歯茎が下がってしまう現象です。原因としては、力を入れた歯磨きや矯正器具の不一致、もともとの歯茎の薄さが挙げられます。

歯列矯正で後悔しないためには

ここまでは、実際に歯列矯正をして「後悔してしまった」という人の意見を取り上げました。ここからは、歯列矯正で後悔しないための対処法を解説します。

事前に歯科医師と相談する

歯並びは人によって大きく違うからこそ、事前に歯科医師との相談が必要です。不安に感じていることや、どのような歯並びになりたいのかなども伝えておきましょう。歯列矯正は痛みや歯茎の痩せが出てしまうこともあるため、治療で生じるリスクをあらかじめ聞いておくことが重要です。

矯正後も保定装置を使う

矯正終了後、通常は「リテーナー」と呼ばれる保定装置を装着し、歯の後戻りを防止します。2~3年ほど装着する必要があります。保定装置は歯科医師の指示通りに装着し、一度整えた歯並びを保てるようにしましょう。

歯の手入れを入念に行う

治療中に後悔した人の意見で多く見られたのが、虫歯や歯周病の悩みです。予防するために、ブラッシングを念入りに行いましょう。通常の歯ブラシでのケアだけでなく、フロスや部分用歯ブラシを使って歯と歯の隙間をお手入れしましょう。虫歯や歯周病は痛いだけでなく、矯正治療の中断にもつながるため注意が必要です。

矯正費用についてしっかりと確認する

矯正費用について、曖昧なまま始めてしまうのは危険です。抜歯や拡大床、保定装置や治療の延長にも費用がかかります。たとえば、マウスピース矯正の場合にマウスピースを破損・紛失してしまう、虫歯や歯周病の治療で矯正期間が延長してしまうなど、不測のトラブルも考えられます。そういった場合の追加費用はどうなるのか、治療を始める前に確認しておきましょう。

信頼できる歯科医院で治療を受ける

歯列矯正は人生の中で何度も行う治療ではありません。だからこそ信頼できる歯科医院で治療を受けましょう。治療実績の確認はもちろんですが、悩みに寄り添い、一緒に最良の治療を考えてくれる歯科医師なら、長い矯正治療期間でも安心できますね。また、矯正は高度な専門技術が必要な治療なので、専門医・認定医などの資格を取得しているか、所属している学会などをホームページなどで確認してみるものよいでしょう。

まとめ

美しくなるための方法であるはずの歯列矯正ですが、あとから後悔してしまったという人も少なくありません。後悔しないためにも、事前にリスクを理解しておくことが重要です。

お金や時間を必要とする治療のため、できるだけ費用を抑えたいと考える人が多いでしょう。
しかし、低価格や短期間で終わると謳われている場合、リスクが大きいこともあります。カウンセリングをしっかりと受け、どうしても納得できないと感じてしまうのであれば、治療前に歯科医院を変えることも視野に入れましょう。信頼できる歯科医師を見つけ、美しい歯並びを手に入れてください。

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