ホワイトニングはやらないほうがいいってホント?デメリットや注意点を解説
「ホワイトニングって危険なの?」
「ホワイトニングってやらないほうがいいってほんと?」
「ホワイトニングって後悔する人が多いの?」
ホワイトニングに興味がある方はこのような疑問や悩みをお持ちではないですか?
ホワイトニングはリスクがあるものではありませんが、場合によっては施術後に想像していた仕上がりにならずガッカリなんてこともあるようです。
この記事では、ホワイトニングを受ける前に知っておいてほしい注意すべき点などを解説します。
ぜひホワイトニング施術を受ける前に参考にしてください。
ホワイトニングの種類
歯科医院で行っているホワイトニングは基本的には下記の3種類です。
- ホームホワイトニング:歯科医師から処方された薬剤とマウスピースを使って自宅で自分でホワイトニングを行うもの
- オフィスホワイトニング:歯科医院で歯科医師または歯科衛生士によってホワイトニングの施術を行うもの
- デュアルホワイトニング:ホームホワイトニングとオフィスホワイトニングを併用したもの
それぞれのホワイトニングのメリットとデメリットについてはこちらの記事を参考にしてください。
ホワイトニングのメリット
ホワイトニングのメリットを3つご紹介します。
見た目に自信を持てるようになる
歯を白くすることで、清潔感が出たり、健康的に見えるようになるでしょう。つまり、自分の見た目に自信を持つことができるようになるのです。
虫歯の予防につながる
ホワイトニングが虫歯の予防になる理由は2つあります。まず、ホワイトニング前に効果を最大限に発揮させるために、徹底的に歯のクリーニングを行うからです。
そして2つ目はホワイトニング後には歯の表面のカルシウムの密度が高くなるからです。
短期間で変化を実感できる
ホワイトニングの種類にもよりますが、比較的短期間で効果を感じることができるでしょう。オフィスホワイトニングの場合は早ければ1回で、ホームホワイトニングの場合は2〜3週間が目安です。
短期間で効果を感じることができるため、ホワイトニングに対するモチベーションも上がるでしょう。
ホワイトニングのデメリット
続いてホワイトニングのデメリットをご紹介します。
健康保険の対象外なので全額自己負担
ホワイトニングは自由診療の扱いになるため健康保険の対象外です。つまり、すべて自己負担となります。
ホームホワイトニングの方がオフィスホワイトニングよりもコストを抑えることができますが、効果を感じるまでに時間がかかるというデメリットがあります。
白さが後戻りする
ホワイトニングは後戻りするということを忘れないでください。つまり、一度白くなっても、時間が経てば効果が薄れてしまうということです。効果を持続させるためにはホワイトニングを続けていく必要があります。
知覚過敏が起こる可能性がある
もし歯が欠けていたり、削れている場合、ホワイトニングで使用されている薬剤によって知覚過敏が引き起こされる可能性があります。
しかし、一般的には知覚過敏はホワイトニング後24時間以内には治ると言われています。また、施術後は冷たい飲み物を摂取することを避けることをおすすめします。心配な方は、知覚過敏を予防するための薬剤や歯磨き粉もあるので歯科医師に相談すると良いでしょう。
ホワイトニングは定期的に受ける必要がある
残念ながらホワイトニングの効果は永続的なものではありません。それぞれのホワイトニングの効果の持続期間は下記の通りです。
- オフィスホワイトニング:3〜6ヶ月
- ホームホワイトニング:6〜12ヶ月
- デュアルホワイトニング:1年以上
食生活や元々の歯の質により持続期間に個人差はありますが、歯の白さをキープするためには継続的にホワイトニングを行う必要があります。
ホワイトニング後の飲食物には注意が必要
ホワイトニング後1〜2日ほどは、カレーやコーヒー、赤ワインといった刺激が強かったり、着色が濃い飲食物を摂取することを控えた方がよいでしょう。
意外にもイソフラボンを含んだ豆乳や豆腐類も歯の黄ばみの原因になるため、摂取を控えるべき飲食物に含まれています。
誰でもホワイトニングを受けられるの?
残念ながら誰もがホワイトニングを受けることはできません。ここではホワイトニングを受けられない人、受けられるものの注意が必要な人、そしてホワイトニング効果を得られない人の特徴についてご紹介します。
ホワイトニングができない人
下記の人は残念ながらホワイトニングを受けることができません。
- 妊娠中・授乳中:過酸化水素が胎児や乳児に悪影響を与える可能性があるため
- 無カタラーゼ症:過酸化水素を分解できず、口腔壊死を引き起こす可能性があるため
- 光線アレルギー:オフィスホワイトニングで使うブルーライトによって光線過敏症を引き起こす可能性があるため
ホワイトニングに注意が必要な人
次の方はホワイトニングによるリスクや副作用について歯科医師と相談してからホワイトニングを受けることをおすすめします。
- 呼吸器疾患を持っている
- 嘔吐反射が強い
- 知覚過敏がある
- 歯周病や虫歯がある
- 3週間以内に顔の脱毛やエステを受けた
- 歯にヒビが入っている
ホワイトニングはできるものの効果が得られない人
ホワイトニングを受けることができるものの、歯が白くならないと後悔する方も多いです。そのような方は下記のような特徴を持っているからかもしれません。
- テトラサイクリン歯(テトラサイクリン系と呼ばれる抗生物質を服用した際に、副作用として歯がグレー、黄色、茶色などに変色してしまった歯のこと)がある
- ホワイトスポット(歯の表面にみられる白いシミ・斑点のようなもの)がある
- 無髄歯や失活歯といった神経がない歯がある
- 治療歯や被せ物がある
- 入れ歯や差し歯といった人工歯がある
これらの歯はホワイトニングを受けることはできますが、効果を得られないので注意してください。
ホワイトニングサロンと歯科医院のホワイトニングの違い
同じホワイトニングであっても、歯科医院とサロンでは施術が大きく異なります。
サロンでのホワイトニングは国家資格を所持した歯科医師や歯科衛生士による施術ではありません。セルフホワイトニングというタイプのホワイトニングで、その名の通り、自分自身でホワイトニングを行います。近年、美容サロンやスポーツジムでも提供されているようです。
しかし、このセルフホワイトニングでさまざまなトラブルが発生し、問題になっています。歯に関する国家資格を保有する歯科医師や歯科衛生士が不在なので、ホワイトニングの正しいやり方に関する知識がないまま患者さんにホワイトニングの指導をすることになります。そしてその誤ったやり方で患者さんがホワイトニングを行うためトラブルが起こりやすいです。また、そのようなホワイトニングサロンでは、クリーニングが行われていないことが多く、ホワイトニング効果を十分に感じることができないということもあります。また、歯科医師がいないため使える薬剤が限定され、歯が白くなりにくいといったこともあります。
一方、歯科医院でのホワイトニングは国家資格を所持している歯科医師の管理下で行われトラブルが発生することはほとんどなく、安心して施術を任せることができるでしょう。トラブルや健康被害を避けるためにも、信頼できる歯科医院で施術を受けることがおすすめです。
ホワイトニングに関するFAQ
最後にホワイトニングに関するよくある質問とその回答をご紹介します。
ホワイトニングは歯を傷つけるの?
日本で承認を得て行われている歯科医院でのホワイトニングは歯を傷つけません。
このようなイメージをお持ちになるのは、ホワイトニングで使用される薬剤の過酸化水素による影響によるものでしょう。
過酸化水素は漂白剤に使用される薬剤で、高濃度の過酸化水素が肌に付着してしまうと痛みや赤みなどが発生します。それゆえに過酸化水素に対して危険であるというイメージを持ってしまうのでしょう。しかし、きちんと用量を守って、歯のホワイトニングにのみ使用すれば歯を傷つけることは全くありません。
ホワイトニングにリスクはあるの?
上記にもありますが、ホワイトニング用薬剤の過酸化水素が皮膚や歯肉に付着してしまうと痛みや赤みなどが発生してしまうので危険です。
しかし、歯科医院によるホワイトニングの施術は歯の周辺をコーティングするため心配する必要はありません。仮に歯茎に薬剤が付着しても痛みは1日以内に治ることが大半です。またホームホワイトニング用過酸化水素も低濃度のものを使用するので、リスクは低いでしょう。
歯にやさしいホワイトニングってあるの?
「フッ素アパタイト」を用いたホワイトニングは、歯を白くするだけでなく歯を強化することもできるので、歯にやさしいホワイトニングであると言えます。
しかし、白くする効果が弱い点がデメリットです。
まとめ
歯のホワイトニングを通して見た目に自信が持てるようになったり、清潔感が出るといったメリットがありますが、デメリットや注意すべきこともあります。
ホワイトニングに関して事前によくリサーチをしておくことで、ホワイトニングを受けた後に後悔することもなくなるでしょう。
当院はいつでもホワイトニングに関するご相談を受け付けております。